※こちらは2018年に公開された記事です
むく太郎です。
今の賃貸をアップデートするのに、必要なのは何でしょう。
GW、有意義に過ごされましたでしょうか。
そもそも「そんなの無かったよ。」という方もおられるかもしれませんが。
ぼくはコツコツとDIY、そして音楽にいそしむ毎日でした。
新たなご縁をいただいたり、お連れ様のパン屋さんに大好きなアーティストがまさかのご来店など。
(後ほど別で更新します)
好きです!!
っていう気持ちは、持つと同時に伝えることが非常に重要ですね。
最高です。
ということで!
今回は久々の大物。
いや、過去最大のサイズ感。
つくりましたよ。
寂びれた1LDKをガラッと変えるディスプレイカウンター
どかーん。横幅1700mmオーバーのディスプレイカウンター!
キッチンとリビングを間仕切る目的と大好きな本やアイテムをディスプレイ。
やっぱり空間を分ける。
これ、すごく集中できる環境を生み出しますね。
食事にしても、勉強にしても。
さて、どうやって作ってきたのか。みてみましょう!
元はこれ。
-
窓辺にSPFの木枠。これだけでおしゃれギャラリーの窓際をゲット!
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これです。
2年前に実家の自室の出窓に設置した格子棚。
そのままでもよかったのですが、今は賃貸暮らしなので放置状態。
アパートも住み始めて、半年以上たちますが未だに中途半端な感じ。
だったら、せっかくなのでリメイクしましょうと考えました。
格子って結構かっこいいんです。
格子をリメイクして、箱型に。
SPF1×4材に溝をつけて、接合した棚。
格子のつくりかたは、先述のエントリに掲載しているので、ご参考にしてみてください。
出窓から取り外し、さらに1×4で囲って、BOXにします。
イメージ図。
だいぶ大まかですが、こんな感じに作っていきます。
- フロント
- 側面
こんな感じで。
格子の歪みを整えながら、ビス留め。角は斜め切りしているのでボンドもしっかり使いました。
スコヤで直角を確認しながら、丁寧に。
それと写真ではわかりにくいですが、コーナークランプを使用しています。
めちゃくちゃ、安定感ある。
直角を出す接合の時は、あると非常に便利です。というか、マストです!
続いて、背板を貼っていきます。
背板は2mm厚のベニヤ板
買ってきました。
サブロク板。
1LDKに寝かせるとすごく窮屈。
2mm厚なので、カッターを用いて、格子の外寸に合わせカットしていきます!
しっかり墨付けして、線に沿ってカット。
(もちろん定規はマストです)
切り込みを入れていく感じで、軽く押し当てながら、下にスーッ。
終わったら、手で少しずつ割っていきます。
簡単に切り込みに沿って、ベニヤが外れていきます。
バリが出たりするので、作業は慎重に!
ヤスリをさっとかけておくといいですね!
カットした背板を格子の上に置き、固定
角や縁をタッカー、格子のクロス部分でビス留め。
そうそう、室内DIYでのネックは、騒音。
電動工具は少なからず、日常生活内においては爆音の分類。
極力、音を響かせないようインパクトドライバーは使わず、電動ドライバーとタッカー、手工具を使いました。
近隣の方、賃貸物件はなおさら気を付けたいところです!
一気に棚らしくなります。
起こすとこんな感じ。
全体をお見せしてしまうと、ショッキングな風景が炸裂することになるので棚の全景だけ。
あとは、しっかりと幅広の板で囲って安定感を出します!
外枠にスギ野地板をチョイス
大好き野地板。安くて、かっこいいからね。
ただ、反りやすいので予算がある方は、広葉樹系の木材の方がしっかり作れるのでそちらの方がいいかも。
幅240mm厚み25mmと、がっしりしたものをセレクト。
こちらを先ほどの格子枠を覆う外枠として用います。
- 天板用 1725mm
- 底板用 1675mm
- 側面用 910mm×2枚
こんな感じの寸法でした。
天板を面取り加工
天板をトリマーで面取り。
もちろんボーズ面ビットを使いました。
スギは柔らかいので、削りやすい反面、ビットのコロを当てがった痕が残ってしまうことがあります。
しっかりヤスリでなめらかに整えましょう。
#60ほどの粗目のヤスリでまず、整えます。
続いて、#150のヤスリで木地調整。
木目が最高です!
粉塵や木くずをよく取り除き、塗装してしまいます。
ワトコオイルで塗装
このまぶしい艶とウェッティな質感。
一気に蘇ってくる感じがオイルフィニッシュのいいところ。
カラーはナチュラルを使い。まんべんなく。
余分なオイルは、ウエスでふき取り。
1度乾かし、2度塗り。
ここから、野地板はツルツルの棚板に変わりますよー!
塗装面を耐水ペーパー#600でふき取るように研磨
オービタルサンダーに耐水ペーパーをセットし、研磨。
光沢とツルツルな質感が得られ、野地板というのを忘れてしまうほど。
そうして、磨きあがると、
(軽トラは、荷物を運べるし、塗装を乾かすのに最適!笑)
みずみずしい艶。ワトコのこれが大好きです!
少しだけエイジングして、使い込み感を。
木目も素晴らしく映える外枠板の完成!
あとは図面の通りにビス留めすればOK。
ほんとは、ここででき上がりの予定でしたが...
アイアンをこの作品に取り入れます
6mm径の丸鋼とフラットバーを溶接、加工してオリジナルのフレームを天板に取り付けました!
歪みはご愛敬…。もっとうまくなりたいっす。
材料は、
- φ6丸鋼1820mm 2本
- 2mm厚フラットバー 50mm 6枚
フラットバーをカットし、取り付けステーへに
6枚の取り付けステーをつくっていきます!
2mm厚のフラットバーを50mm幅にカットし、ビスの通し穴の位置を決めます。
ポンチでしるしをつけ、電動ドリルで穴を切削。
ドリルスタンドは、こういう作業にとても便利!
または、ドリルガイドなども正確な穴あけにはマストです。
続いて、丸鋼を加工します
1820mmの丸鋼を2本使います。
そう、コの字型を2個つくって、中央で溶接し一体型に。
[]←こんなイメージ
コの字なので直角に折り曲げなければなりません。
パイプベンダーを使えば、もっと違うのでしょうが、ぼくはバーナー炙りで曲げ加工。
L字の大きなアングルを治具代わりにしました。
印をつけた位置にバーナーを当て、赤くなったら一気に曲げます。
短めのパイプを曲げるときに使用すると、簡単で素早くまげることができます。
非常に高温でケガの恐れがあるので、作業にはご留意を。
こんな感じで、曲げられました!
想像以上に融通が利くというのが、この作業での感想。
バーナーで約3分ほど炙っていると、丸鋼がよくテレビで見る赤みがかったモノへ。
熱いうちに打ちたくなりますが、しっかり折り曲げます。
そして、50mmでカットした丸鋼を垂直にフレームとステーに溶接。
溶接作業については、のちほど個別でエントリを書こうと思うので、割愛させていただきます。
DIYのなかでも利用には(その扱いの難しさ)賛否両論ある溶接。
ぼくは、断然肯定派。
鉄にしか出せない風情、木との相性は何にも替えられません。
技術と知識をさらに磨いて、発信できるようにしますので乞うご期待!
フレームのバリ取り&塗装
完成したフレームをスプレー塗料で塗装。
ぼくは、マットな質感を出したいので光沢なしのものを使いました。
フレームを取り付け、完成!
華奢に見えるこのフレーム。すごくタフなんです。
ちょっとやそっと引っ張っても、動かない。
柔軟性は、ほぼ無く。さすが資材。
さぁ、あとは使うだけです!
フロントはこんな感じです。
シンプル。
後ろはさらにアップデートしなくては。
もったいないですねー。
さらに棚板を設置できるスペースは残してあるので、収納に変えられます。
フックスタンドを付けて、吊し収納もありですなぁ。
そんでなおかつ、縁へモールディング!
あるだけでほんと違うからねぇ。見栄え重要。
1×4なので棚の奥行きは、満足できるものではありませんが、ディスプレイ収納を意識すれば、自然と自分の好きなものだけに絞られていきます。
作業机を元に戻せば、いい感じ!
シンメトリーな枠が、ディスプレイするものを問わず引き締めて美しくしてくれます。
上には、日用のお気に入りを。
結局、オシャレにはならないんだけど好きなものを集めてるから、満たされるんですよね。
自己満足は大切(さじ加減も非常に重要)最高です。
まとめ
かかった費用
ここでかかった金額を整理してみましょう。
格子はもとからあったものですが、材料費としてその分も出していきます。材料名と金額のみ記載します。(塗料、ビスなどは抜き)
- スギ野地板 ¥2,400
- SPF1×4材 ¥1,500
- ベニヤ板 ¥300
- 丸鋼 ¥250
- フラットバー ¥100
合計¥4,550
塗料やビス類を合わせても、1万円切ります。
木材のグレードを上げても、そこまで費用は張らないかな。
あとは、日常でうまく使うだけです
個人的には、使い勝手もよくできたかなと思っています。
あとはお連れ様が、気に入ってくれればなおグッド!
部屋も空間がしきれたし、間違いなく褒められるね!
まぁ、部屋の横幅2/3を占領しちゃったけど、何とかなるっしょ。
おっ!帰ってきましたよ。
棚を見るや、開口一番!(ドキドキ)
「なにこれ、邪魔。一刻も早く撤去して」
えーん!そんな!
全く敵わないのである。
では、じゃばら。