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山サクラ材でつくる世界にひとつのカッティングボード【工程・仕上げまで解説】

2026 3/08
DIY 食器類
カッティングボードDIY記事のアイキャッチ画像
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お気に入りのキャンプ場、朝の澄んだ空気の中で淹れるコーヒー。

そんな特別な時間に、自分で作った道具があったなら。

ちょっといいよなぁ、

と思うDIYサラリーマンのむく太郎です。

日々の暮らしを少しだけ豊かにする「ものづくり」を提案しています。

今回ご紹介するのは、アウトドアシーンでも、キッチンの主役としても活躍してくれる無垢材のカッティングボード!

カッティングボードDIY

市販品も良いですが、自分の手に馴染む形に切り出して、経年でじっくり育てていく一枚板のカッティングボードには何物にも代えがたい愛着が宿ります。

今回は、木材の中でもファンの多い「山サクラ」を使い、本格的ながら初心者の方でも挑戦しやすい作り方をご紹介します。

目次

 準備するもの:銘木の一枚板と道具

ヤマザクラの板でカッティングボードを製作

カッティングボード作りで最も大切なのは、木材選びです。

今回は、木肌の美しさと強さを兼ね備えた「山サクラ」の一枚板を選びました。

山サクラは、カッティングボードはもちろん、木のカトラリーなんかの材料に用いるのもオススメ。

 材料・道具一覧

カテゴリアイテム備考
主な材料山サクラの一枚板厚み20mm程度が扱いやすくおすすめ
仕上げ材木製食器用オイルorオリーブオイル食用、または木製食器専用のもの
切断工具ジグソー(または電動糸鋸盤)木材を曲線に切り出すために使用
成形工具トリマー(コロ付きボーズ面ビット)縁を丸く、滑らかに装飾するために使用
計測・下書きさしがね、スケール、鉛筆型取りとサイズ確認に使用
研磨用品紙ヤスリ(#60, #240, #320)粗目から極細目まで揃えます
清掃・塗布ウエス(布)またはキッチンペーパーオイルの塗り込みや木粉の拭き取り用
その他汚れても良い服装木粉が飛ぶため、エプロン等があると安心

 デザインの要。型抜きと墨付け

カッティングボードの墨付け

まずは、カッティングボードの「顔」となるデザインを決めましょう。

今回は、どんなシーンにも馴染むシンメトリーなオーソドックススタイル。

持ちての部分を描いていますが、無くてもOKです。

 山サクラを選ぶ理由

さて、今回材料として山サクラを選んだ理由ですが、粘り気のある硬さとしなやかな手触り、そして耐水性が高く、今回のようなDIYにピッタリだからです。

木製食器を製作する作家さんの間でもスタンダードな木材として愛されています。

ホームセンターの端材コーナーなどでは、数百円から手に入ることも。

SPF材のような柔らかい針葉樹とは違い、密度が高いため、ナイフの跡がつきにくく長く愛用できるのが魅力です。

墨付けのコツ

1. 好みのデザインを紙に印刷し、型紙を作っておきます。
2. 木材の上に型紙を置き、鉛筆で縁をなぞります(墨付け)。
3. この線がカットの基準になるため、慎重に、かつ仕上がりをイメージしながら描き込みましょう。

墨付けが完了したら、木材を切り出します。

 ジグソーでの切り出し作業で曲線を描く

ジグソーで木材を切り出す

墨付けが終わったら、いよいよカットの工程です。

今回は持ちての部分など切り出すのにやや角度があるため、ジグソーという工具を使用。

直線だけでなく、柔らかな曲線を出すためにも使えるので1台持っておくと便利です。

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安全で綺麗なカットのポイント

ジグソーでカットしたカッティングボード

ジグソーは刃が上下に細かく動く電動工具です。

無理に押し進めるのではなく、刃のストロークに合わせてゆっくりと木材を送り出すのがコツ。

直線の切り出し: ガイドを使わずとも、線の少し外側をなぞるイメージで。
曲線の切り出し: カーブの箇所では無理に曲げようとせず、本体をゆっくり旋回させます。

もし電動工具がない場合は、手動の糸鋸でも代用可能。

ただ、山サクラは硬い木材なので、電動工具があると作業効率がぐんと上がります。

3. トリマーの面取りでデザイン性を上げる

リョービのトリマーでカッティングボードを面取り

カットした直後の木材は、角が立っていて少し無骨な印象です。

ここで登場するのが、DIYの仕上がりをプロ級に変えてくれる魔法の道具、「トリマー」です。

コロ付きボーズ面ビットを装着

コロ付きボーズ面ビット

トリマーは溝を掘ったり、縁を飾ったりするための工具です。

今回は「コロ付きボーズ面ビット」を装着し、外周をぐるりと一周させていきます。

トリマーで面取りしている様子

トリマーをかける前と後では、見た目の洗練度が雲泥の差です。

また使い心地としても、角が丸くなることで手に持った時のフィット感が格段に向上。

トリマーで面取り完了

主役級の工具とは言えない地味な存在かもしれませんが、このひと手間が作品のクオリティを一気に上げてくれるのです。

トリマー、大好きな電動工具です!

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そして、大事なサンドペーパー掛け

紙ヤスリでバリを取り除く作業

カッティングボード作りにおいて最も重要、かつ最も楽しい!?のがこのサンドペーパー掛けかもしれません。

まずは#60の粗めのペーパーで、カット面の凹凸をゴシゴシと整えていきます。

徐々に#240、最後は#320くらいで全体を整えればOK。

山サクラを削ると、辺りに芳醇ともいえる甘く瑞々しい香りが立ち込めます。

この香りをダイレクトに楽しめるのは、DIYならではの贅沢な体験。

「このボードに、焼きたてのバゲットや濃厚なチーズを載せて、焚き火を囲みながら楽しむ…」

そんな未来のシーンを想像しながら手を動かすと、単調な作業も不思議と捗ります!

さぁ、なめらかな肌触りに。

安い材料や端材であってもこの工程を丁寧に行うだけで、驚くほど高級感のある表情に変わります。

命を吹き込むオイルフィニッシュ

オールドヴィレッジの木製食器用オイル

いよいよ最終工程、オイル塗布です。

カッティングボードは食材を直接載せるものなので、この塗材選びには注意が必要。

安心・安全なオイル選び

今回は、木目を生かしたナチュラルな仕上がりになるオイルを使用します。

本格的な「木製食器用オイル」はもちろん、ご家庭にある「オリーブオイル」や「くるみ油」でも代用可能です。

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 塗装のテクニック

カッティングボードに木製食器用オイルを塗布している様子

  1. 清掃: 磨き終わった後の木粉を、乾いた布でしっかり拭き取ります。粉が残っていると、仕上がりがザラついてしまいます。
  2.  塗布: 布にオイルを染み込ませ、全体にまんべんなく塗り広げます。
  3.  浸透: 塗り終えると、山サクラの赤みがかった木色がグッと深まり、美しいコントラストが浮き出てきます。
  4.  重ね塗り: 一度乾燥させた後、再度#320のヤスリで軽く表面を整え、2回目のオイルを塗り込みます。これで「毛羽立ち」が抑えられ、極上の手触りになります。

木製食器用オイルをカトラリに塗り込む様子

オイルがじわっと染み込み、木が「呼吸」を始めたような艶やかさが出る瞬間。

これこそがDIYの醍醐味です。

 カッティングボード完成

木目が映える手作りカッティングボード

完成しました!

作業時間は、乾燥時間を除けばおよそ3時間ほど。

材料費も、こだわりの山サクラを使っても1,000円〜2,000円程度(端材なら数百円!)で収まりました。

完成したカッティングボードを眺めてみると、そこには既製品にはない自分だけのアジが宿っています。

早速使ってみる

DIYしたカッティングボードにお気に入りのパンを乗せた

妻のパン屋さんでゲットしたクロックムッシュ。

早速カッティングボードで切ってみました。

静かに高まるこのテンション。

少し歪んだカーブも、使い込むうちに付くナイフの傷も、すべてが思い出の一部になっていく。

それが手作りの良さですねぇ。

山サクラの硬牢な質感は、10年、20年と使い続けることで、さらに深い色合いへと変化していくはずです。

メンテナンスについて

使い終わったら、なるべく早く洗い、水気を拭き取って陰干ししてください。

表面がカサついてきたら、またオイルをひと塗り。

これだけで十分長持ちします。

手をかけるほど、この道具は唯一無二の相棒になっていくんでしょう。

さぁ、カッティングボードを作ってGO OUT!

キャンプでも活躍する木のカッティングボード

キャンプでもバリバリ活躍しています

今回は、アンティークのような風合いを持つ山サクラのカッティングボードの作り方をお届けしました。

「自分で作った道具を持って、外へ出かける」

そんな小さなワクワクが、日常をより楽しく、豊かにしてくれます。

まずはホームセンターの木材コーナーを覗くところから。

それが、すべての始まりかもしれません。

次はどんなアイテムを作ろうか、今から楽しみです。

では、じゃばら。

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むく太郎
DIYサラリーマン
DIY=どうやったら今より良くなるか。
妻のパン屋開業をきっかけに必要なモノを作り始めたことからDIY沼に。
「雑誌のような暮らし」を目指してみたが、失敗して材料費をドブに捨てたことも(笑)。今は【予算1万円・作業2時間】で、散らかったリビングに『15分の自分時間』を作ることに命をかけています。
おかげさまでハンドメイド家具・什器製作や店舗改装、メディア執筆など幅広く絶賛ひとり活動中!
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