こんばんは!むく太郎です。
余り物でおいしいご飯をつくるように、不要になったもので新しい価値を生み出す。
日常にあふれているモノと全く結びつかないはずのものが、組み合わせることにより新しい生活の道具に変わっていきました。
それを可視化したものが今回のDIY!
牛乳パックとセメントでつくるオリジナルキャンドルホルダー
今回は、セメントを使ったキャンドルホルダーをDIYしてみました。
お部屋を穏やかな灯りで満たしてくれるキャンドルにマッチするシンプルながらおしゃれなテイストに。
セメントの耐火性も加わり、機能的にもインテリアにもおすすめのキャンドルホルダーの作り方をご紹介します!
材料は、牛乳パックと100均のセメント
材料・用具はこちら
- 牛乳パック 1個
- セメント 2kg
- ラップなどの芯 1本
- 水 適宜
- スコップ
- バケツ
牛乳パックや紙パックを用意
きれいに洗って乾かした牛乳パック。
これが今回キーとなる材料です。
定番の1000mlサイズを用意しました。お好みのサイズの紙パックや容器を準備しましょう。
型ということで、柔軟性のある素材(紙・プラ)をチョイスするといいかもですね!
セメントは100均で買えます
100均でも、もはや定番商品となったセメントやモルタル。
ホームセンターでは10kgくらいが数百円で手に入ります!
今回はセメントを使っていきますが、使用前の注意点がこちら。
セメントは強アルカリ性のため、皮膚や人体に吸入すると炎症や体調不良を起こす場合があります。
作業の際は、保護具を身につけ無理のない施工を行ってください。
すでにお気づきの方も多数いらっしゃると思いますが、めちゃくちゃ汚れる作業になりますので、しっかりと汚れない服装・汚しても問題ない環境で作業することをオススメします。
それでは、さっそく作業に入っていきましょう。
まずはセメントをこねる。
はじめの作業は、セメントづくりから。
適量のセメントに少しずつ水を足しながらスコップでよくかき混ぜます。
ダマにならないようにしっかりかき混ぜていきましょう
よくかき混ぜると、少し固めに練りあげられていきます。
ここでのポイントは、セメントの硬さを「耳たぶくらいに」調整すること。
よく料理などでも、「耳たぶくらいの硬さに」とか言いますがね。
水っぽくなく、しっかりとしたペーストにすると作業がスムーズに進みますよ!
牛乳パックにセメントを投入!
セメントを練り上げたら、さっそく紙パックにセメントを流し込みます。
まずは、20mmくらいの高さが出るようにセメントをいれて、そのまま1時間ほど放置。
固まる間にホルダーの方になる筒を用意
続いては、型となる筒を用意しましょう。ぼくが使ったのは、ダイソーで購入したソーラーライトのパーツ。
たまたまあったので使ってみました笑。もちろん、ラップやアルミホイルの芯でも十分使えます。
あとは、「紙コップ」などを使っている方も多いんだとか。
ぼくはあったものを使っているだけです。
さぁ、1時間ほど放置したセメントはどうなっているのでしょうか。
さきほどのセメントです。まだウェットな感じですが、硬さが出てきてもいますよ。
こんな感じで粘土状になってきたら、ここで先ほどの筒を中央にくるように立たせます。
ピタッと安定するように少しずつ調整しましょう。
このまま30分放置します。
筒と牛乳パック型の間にセメントを充填
残りのセメントを先ほどよりも水の分量を増やし、ペースト状にしましょう。
これを型に流し込んでいくわけですが、何故ペーストにするかというと、流し込むのが結構難しいからです!
ゆっくりと少しずつ型にセメントを流し込みましょう。
ほんとによくセメントを垂らすので、下には新聞紙や段ボールなどで下敷きを。
できれば屋外での作業がいいですね。
紙パック7分目まできたら、パックの両サイドを軽くたたき空気を出してやります。
そして、3時間放置。
3時間経ったら、型から筒を外します。
3時間経過。
まだまだ柔らかいセメントですが、ここで筒を型から外します。
ゆっくり回しながら上に引き上げていくと、
こんな感じにホルダー部分が出来上がります。
1日目の作業はこの辺で。
良く手を洗って、うがいしてくださいね!
一晩おいてセメントはどうなるか。
一夜明けると、固まった!
一晩おいて、ようやくガッチリ固まりました。
昨日までと重みが違います。
固まっているかをよく確認したら、牛乳パックをはがしていきましょう!
若干、角に水気がありますが、このまま剥いちゃいます。
しっかり筒部分がくり抜けました!
形が見えてきましたが、まだまだ触るとポロポロしますので慎重に。
さぁ、もうちょい乾燥させてこれで完成!…
むしろここから質感を出す作業へ!
アクリル塗料でセメントキャンドルホルダーを塗装
上部の凸凹は粗目のヤスリなどでバリをとる感じで整え、出来上がりのクオリティを左右する作業。
塗装です!
今回使ったのは、グラフィティーペイントというもので、インダストリアル系のインテリアアイテムを塗装するのに重宝しています。
こちらはVOCフリー*1の塗料で人体にも環境にも優しいので安心ですね。
塗る時は、表面の粉じんや汚れを拭き取ってから!
万遍なく塗り込みましょう。
余分な塗料は拭き取り。
しっかり塗ったら、セメント本体に残った余分な塗料は、布などで拭きとってしまいましょう。
1枚ごとに切って使えるロールウエスが便利ですよ。
#600くらいのサンドペーパーで整え研磨!
塗装が乾いたら、サンドペーパーで表面をスベスベにしましょう。
ここでは仕上げようとして#600ほどの耐水ペーパーを使います。
深い藍色からさらに明るさと深みが増したカラーに少しづつ変わっていきます。
角は強めに擦って、シャビ―感を出していくとほど良いアンティーク感。
さぁ、こんな感じです。
立体感がでます。
上部の凹凸。
やすり掛けを行って、いい感じに立体感というか歪な感じがアジになりました。
これで完成です!さっそく、ここにキャンドルを納めていきたいと思います。
完成!記念すべき点灯式
何のためのキャンドルホルダーなのかという事をぼくなりに考えますと、こういったフツ―のローソクを日常に取り入れていこうという結論に至ります。
アロマキャンドルも最高なんですが、じっと火と見つめ肌に感じる温度を体感するのにはこれで十分。
しかも60分で燃焼するというのがまたいいですね。
あらかじめ、ろうそくに火を付けて2、3滴だけホルダーに蝋を垂らします。
火を消してローソクを置くと、これでピタッとくっつく。
セッティング完了。
キャンドルセラピーで睡眠の質をあげましょう | Rhythm (リズム)
おもしろい記事もありました。
音も光も消して、ただぼんやり眺める夜もいいか。
では、火を灯して。
良いですねぇ。
シンプルなあかりが何よりも素敵だと思います。
(アロマオイルを一滴、ホルダーに垂らして火を灯すと熱が通じてほのかに香ります!オススメ)
LEDキャンドルなら火の心配もないからもっといいかもですね!
就寝前。
セメントDIY。楽しかったなぁ。
作業の振り返りをしつつ、ほのかな揺らぎに癒される時間です。
このセメントキャンドルホルダー、セメントプランターや小物入れにも幅が広がるアイテムです。
用法用量を正しく守って、ぜひチャレンジしてくださいね!
さてまだ寝るには早いけど、これから読書でもしますかね。
椅子にある本はこれ。
大阪の家具屋さん「TRUCK」さんの書籍。
素敵ですよ。
では、じゃばら。
*1:VOC は揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称で、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。製品から見て直感的には、「有機溶剤」と考えておけば良いでしょう。大気中の光化学反応により、光化学スモッグを引き起こす原因物質の 1 つとされています。