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木の削りかすと、塗料のかすかな匂い。
休日の午後に少しだけ手を汚す時間が、ぼくは好きです。
今回つくるのは、古材の天板にアイアンの脚を合わせたデスク。
頭の中にある完成イメージは、その一点だけでした。
使うのは、どこのホームセンターにも積んである平凡なSPF材です。
SPF材のデスクをDIYするうえで、仕上がりを決めるのは天板。
ここに時間をかけるかどうかで、机全体の表情が変わります。
というわけで今回は、デスクの顔になる天板づくりから。
脚の話は次回にまわします。

天板に使ったのは、SPF2×6材の1820mmを1本だけ。サイズはずいぶん迷いましたが、縦横のバランスを考えて600mmずつの3分割にしました。1本あれば足りてしまいます。
今こんな感じでバリバリ使ってます!

100円ショップのアイテムだって、フル活用。
塗装用刷毛やエイジング加工を施した金づちは100均のもの!
さて、つくるにあたり意識した最終イメージは、
古材の天板にアイアンの脚を施した机。
今回は、デスクの顔とも言える「天板」制作です。
では作業に入っていきましょう。
天板に使ったのは、SPF2×6材の1820mmを1本だけ。
サイズはずいぶん迷いましたが、縦横のバランスを考えて600mmずつの3分割にしました。
1本あれば足りてしまいます。

| 材料 | サイズ・仕様 | 数量 | 購入場所の目安 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|
| SPF 2×6材 | 1820mm(600mm×3に分割) | 1本 | ホームセンター | 1,000〜1,500円 |
| サンドペーパー | #60/#150 | 各1〜2枚 | ホームセンター・100均 | 各100円前後 |
| オイルステイン | オーク | 少量 | ホームセンター | 1,000円前後〜 |
| BRIWAX | ジャコビアン | 少量 | ホームセンター・ネット | 3,000円前後〜 |
| ウエス | — | 数枚 | 家にある古布で可 | — |
木材の価格は変動しているため、上の金額はあくまで目安として見てください。
| 道具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| のこぎり | 1820mmを600mm×3に切る | 店のカットサービスなら1カット50円前後 |
| サンディングブロック | 紙やすりを平らに当てる | 端材に巻きつけても代用可 |
| オービタルサンダー | 研磨の時短 | 手作業でも進められる |
| 金づち・カッター・ドライバー | エイジング加工 | 100均のもので十分 |
| スポンジ刷毛 | ワックスの塗布 | ムラが出にくい |
| ゴム手袋・防塵マスク | 手と呼吸の保護 | 研磨と塗装で使用 |
ちなみに塗装用の刷毛も、エイジングに使った金づちも100円ショップのもの。使えるものは、遠慮なく使います。
カットが終わったら、いちど床に3枚並べてサイズを確かめておくと安心です。

続いては、やすり掛けです。
サンドペーパーでゴシゴシと研磨していきます。
番手は#60・#150の順番で丹精込めてヤスリ掛け。
これだけで肌触りが段違い。
粗い目で木肌を成形していく感覚で磨き、大方決まったら#150で全体をさらになめらかに。
安い材料だからこそ、こういう部分を念入りにやることで仕上がりが格段に変わります。

3枚をすべて手で磨くと、それなりに腕にきます。
オービタルサンダーがあれば、この工程は一気に短くなります。ぼくは途中から完全にこちら派です。
※サンダーは細かい木粉が大量に舞います。防塵マスクとゴーグルを着け、屋外か換気のできる場所で作業してください。
そして、カッター、ドライバー、ヤスリなどでエイジング加工を施していきます。
金づちで打痕を付けたり、砂利のある場所で転がしたり。(やりすぎ注意)
使い古した感がいい感じに出せます。
キズを付けたらまた#150で再度磨きましょう。

さて、お楽しみでもある塗装の回。
今回使った塗料は、オイルステイン。
ライトオークをセレクト。
木本来の木目を活かせるナチュラルな仕上がりが期待できます。
オイルステインをさっと伸ばし、2度塗り。

格安の木材だって、塗装で高級感がグッと増します。
なんて素敵な木目!
2×6材の厚みの相乗効果もあるよね。
こんな感じで残りの2本もインターバル。

ざっと塗装作業はこうやります。
これをループ!
ルーティンワークになるほど枚数も無いのですぐに終わります。(笑)
さて、塗装第1弾完了!

余分なオイルステインは、布でふき取り。
色は落ちつきます。
写真では薄く見えますが、実物はもう少し濃くなっています。
このまま10分ほど放置。
そして満を持して、ついにこいつが登場!

憧れのブライワックス。
100円塗料からだいぶ出世し、ジャコビアンどんなもんよと思ったりもしましたが、その良さはすぐに分かりました。
DIYerはもちろん、プロの方も絶賛するその仕上がり。
この古材風とかアンティーク風というのを表現するには、コイツはマストなんです。
ちなみにジャコビアンは使い込んだような強めのこげ茶の着色。

ふたを開けると、独特の匂いが。
溶剤の匂いなので、初めてだと少し驚くかもしれません。
気温によって固形と液体を行き来する、変わった性質も持っています。
それでも人気が続いているのは、仕上がりの良さに加えて、現在国内で流通しているものが人体に有害なトルエンを含まない処方になっているから。
見た目や匂いで判断せず、使ってみるとよく分かります。
溶剤の匂いがこもると気分が悪くなります。必ず屋外か、窓を開けた風通しのいい場所で塗ってください。

さっそく放置していた木材にワックスを上塗り。
それに使ったのはこのスポンジ刷毛。
普通の刷毛よりもムラがなくきれいに。
塗るという作業ではなんで今まで使わなかったんだというほどこれの実力を軽視していました・・・。
さて、塗った木材と塗っていない木材、ちょっと比較してみます。

一目瞭然。
木材の深みが増します。
オイルステインだけでは、塗膜ができないのでこうして上塗りしてコーティング。
それにしてもエイジング、ちょっとやりすぎたかな・・・。
でも、しっかり色がキズに染み込んで、いい風合い!

塗ったら30分ほど放置。
この30分のうちに、たまった洗濯物を取り込んでしまいます。
さぁ、布で磨くようにふき取ると、いい感じにツヤが!
これが防水機能を発揮するんです。
変哲もないSPF材が、アンティーク調の天板に変わりました。
エイジングで時間の跡をつくり、塗装でその跡を際立たせる。
やっていることは、ほとんどそれだけです。

以前つくった塩ビ管のライトも、材料費は1,000円ちょっとでした。
安い材料でも、手の入れ方次第で表情は変えられる。
そう思えるようになったのは、この天板を磨いた日からかもしれません。
次回は、この天板に合わせるアイアン風の脚を、アンカーボルトでつくっていきます。
ひとつだけ先に言っておくと、BRIWAXは買っておいて損はありません。
この記事を書いてから、ずいぶん時間が経ちました。
この天板を載せたデスクは、今も現役でバリバリ使っています。
その間にいろいろなものをつくり、失敗もして、少しずつ知見がたまってきました。
これからDIYを始める方に向けて書いたものや、ぼくが本気ですすめられるDIY関連書籍のまとめもあります。


手順を知りたいとき、きっと役に立つはずです。
では、じゃばら。








