DIYサラリーマン・むく太郎です。
前回のエントリ。
溶接無しでも全然OK!インダストリアルなキャスター付きワゴンラックをDIY(フレーム製作編)
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溶接無しでしっかりとしたアイアンフレームが完成しました。
今回は棚板&キャスターを取付して完成!までの話です。
材料はこちら。
- SPF1×4材 W300mm 13枚
- キャスター(ひとつはロック付きのもの) 4個
300mmの1×4材をいろいろ集めました。
こちらは端材からカットしたもの、新品のもの、色々混ぜたSPF。
真ん中の色味がかったものは、1年くらい雨や陽にあたってだいぶ古材の質感。
しかもきっちり縮んでいました。
フレームに並べてみたところ、5枚では足らず。
足りない分を測り、端材でスキマを埋めました。
フレームの内寸をしっかり測ってから、棚板をつくっていきましょう。
木材をボンドで接着し、クランプ。
端材をあいだに挟み、側面にボンドを塗って、クランプで圧着。
ボンドがはみ出してしまったら、濡れた布などでしっかり拭き取りましょうね!
うむ。それにしてもクランプの仕事ぶりは素晴らしい。
棚板ができたら、ボルトの干渉を避ける加工。
もうね、板を並べた写真を」見てもらえば分かるのですが、角がボルトとナットに当たっちゃうんですわ。
なんとか干渉しない&見た目は自然にという事を考えたら、やはりトリマーさんの出番でした。
ボルトが干渉しないように、板を削ってしまおうという魂胆。
角から両辺20mmの位置にマークをし、線を結んで三角に。
これが削るところ。
削る厚みは15mmに決定。
さっそくトリマーにストレートビットを取り付け、スイッチオン。
止型定規をクランプで抑えガイドにして作業。
刃の出幅を5mm→10mm→15mmで徐々に深くしていきましょう。
さぁ、できました。
ピタピタ。この決まった時の高揚感。
これでもうボルトと板は、ぶつかることはありません!
この工具の詳しい使い方は以下のエントリで紹介しています。
溝も彫れておしゃれな面取りもできちゃう工具・トリマーの魅力を書いてみる。 - DIYサラリーマン・むく太郎EX
フレームに棚板を取り付け。
板を取り付ける作業に入ります。
改めてこの鉄粉。保護具の着用はしっかり。
ビスで板を取り付けるので、前回と同じように取り付け位置を決めておきましょう。
確定したら、アングルにポンチで印をつけて、ドリルビットで穴あけ。
この時、ビスの頭が抜けないように5mm径のドリルビットを使いました。
1×4材は約20mm。アングル分の厚みを考慮し、ビスも20mmの長さをセレクト。
フレームに板をはめこみ、クランプなどで抑えて裏返しにしてあとはビス留め。
両側ビス留め。
これで上部の棚板の取付は終了!
(この棚板製作~ビス留めまでの工程をもう一度行って、下段の棚板も取り付けてしまいましょう。)
ラックは完成!残すはキャスターの取り付け!
こちらが購入したキャスター。ひとつはストッパーがついています。
ボルトで取り付けるもの、差し込むタイプのもの、車輪はボールタイプのものまで様々なキャスターがありますが、ぼくが選んだのはビス留め固定のキャスター。
それを土台となるこれに取り付けていきます。
1×4材をキャスターの土台に!
300mmにカットした1×4材。もう大活躍ですね。
これにキャスターを取り付けて、土台にしたいと思います。
ラックを横にして、1×4材の位置を決める。
ポイントはアングルを上から覆うということ。しっかり覆って固定することでより安定した土台にすることができます。
土台から底板の方向でビス留め。底板からビスが飛び出さないよう注意しましょう。
続いて、キャスターの位置を決めます。
バランスが取れるように端から30mm、前後20mmの間隔をあけて取り付け。
下穴をあけ、ゆっくり取り付けましょう。インパクトでガンガンやるとビスが曲がって入ってしまう可能性があるので、大変でも手回しのプラスドライバーで作業した方がきっちり合わせられます。
4つ取り付けたら、最後に塗装!
安定のワトコオイル。ナチュラルカラーの艶めかしい色合い。
くすんだ木材もアジを出して、作品のアクセントになっています。
一方、下段はミディアムウォルナットで着色。
よくご覧いただくと分かるのですが、後ろから留めたビスが棚板を突き破ってしまいました。
そんなときは、グラインダーに研磨ディスクを取り付けフラットにするといいですよ。
さぁ、改めて。できあがり!
さっそく使っています。
WereHouse DIY style
やっぱり工具とか置いちゃうよね!
なにかこうロマンがあるというか。
オトコのアイテム的なね。(DIY女子ももちろん)
サイドテーブルとしても使えそう。
ちょっと足元が野暮ったい。
キャスター土台部分を斜め切りして、スタイリッシュにすればなお良かったかも。
あとね、このキャスター、自在じゃないので前後にしか動かないという。
自在のキャスターの方が断然よいでしょう。
野暮ったさ②
キャスターにつま先がなかなか届かない。
これ、ほんと野暮。結局、手でカチッとやっちゃう体たらく。
製品をつくる上でユーザビリティはなにより大切ですね。
以上!溶接無しのアイアンシェルフ。
気になる費用は・・・。
- フレーム材料・塗料(3000円)
- 1×4材 (500円)
- キャスター 4個(1200円)
計4700円。ぎりぎり5000円で間に合いました!
ホームセンターの材料だけでOKです。
たまにこういった工業資材を用いてものつくりをやると、いろんなことの仕組みというか「この形が、どう成り立っているのか」というのが分かります。
構造を知ると、今までの固定観念やイメージの曖昧さが際立って学びになる。
ほんとDIYって最高です。
ぜひ、挑戦してみてね。
では。じゃばら。