むく太郎です。
ようやく年末年始の休暇が終わり、今年初出勤。
世間はすでに仕事はじめから一週間は経っている模様。
経営陣の年頭あいさつがあり、その言葉の中には「事業環境について、先の数か月の見通しすら読むことが困難な状況」というフレーズ。
一斉に集合した社員は、みなどういう心持でそれを捉えたのだろうか。
正月ボケが抜けず、居眠りをしている人。まるで他人事のようにふるまう人。
ぼくも人のことは何も言えない。
恥ずかしながら、自分の置かれた環境について改めて真剣に考えてみたら、今、完全に生き甲斐になっている「DIY」とリンクする部分があったので書いている次第です。
朱に交われば赤くなる。
朱色が入り混じれば赤味を帯びるように、人は付き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化されるものだ、という意味の言い回し。語源については、中国のことわざ「近墨必緇、近朱必赤」に由来するものとされる。
聞いたことのある方も多いかもしれません。
朱色(ある環境)の中に入ってしまえば、自分もそれに馴染んで赤くなっていくということを人間の性格や社会になぞらえてできた言葉。
中学時代に初めて聞いたときは、なるほどなぁと思ったし、それは当たり前のことであると。
でも、心のどこかでそうじゃない部分もあったことは確か。
それから10年経ったまさに今、改めてそんなことを考えなくてはいけないところであると思う。
現状維持ほど、難しいものはない。
組織人の使命は、しっかり役割を果たすこと。
少なからず「与えられた仕事を過不足なくやる。」
これはサラリーマンとして、やるべきたったひとつの任務だと思う。
そうすれば、毎月決まったお金が振り込まれる。
会社や取引先に損害を出さず、かつ組織の歯車として円滑に業務を行うことは、言っている以上に難しいこと。それに対して賃金が発生するのは至極、当然のことです。
だけども、ぼくらサラリーマンも人間。
夜更かしして出勤したくないときもあれば、ミスを犯したら、ソッコーで帰宅したいよね。
いかに現状維持が難しいかというのは、身を持って理解しています。
でもね、なんか引っかかってるのよ。
現状維持ってつまらなくない?
惰性で進む。それ以上につまらないものはない。
なんでこんなに「つまらない」のか考えたら、周りがみんな、その「現状維持」というやつに徹してたというわけです。
「つまらなく感じる」のは、ぼくがまだ若く経験も少ないからでしょうし、今の会社しか知らないというのもあるかもしれない。
他の企業や業種はもっとアツい想いをもって仕事をしているのかもしれない。
そればかりは一括りにはできないので、ぼくの現状だけをいうと、「現状維持で皆、安心しきっているように見える」。
向いている方向が同じだけど、良くないほうにいっている。
もちろん試行錯誤の上での現状維持なら全然いいんです、要は見える部分でなく、マインドの問題というやつです。
いつの場面でも、考えて、動いたやつが勝ってきた。
(アツくなりたいときは、永ちゃんのインタビューをみてます。)
ここ最近、「どうやったら今より良くなるか」 これが生活の中のキーワードになっています。
見出しに「勝つ」なんて書いてるけど、勝ち負けというよりも結果自分が幸せになるんじゃないかということ。
ありがたいことにそういう人が実際にいたし、著名人でもいくらでもいます。
仕事もそう。今やってるこの仕事が「作業」になってしまった時点で「おかしいな」という危機感を持って考えなければ、先に言ったように「つまらなくなる」のは必然です。
自然とね、考えてやっていると「細かいところ」が見えてくる。
細かく見えてくれば、どうしてそれが成り立っているか、構成されているか、っていうのも分かる。だから、面白くなる。
これを繰り返していると、自然と「改善すること」ができてきます。
良くなるっていうのはいいよね。人にそれを褒められたりなんてしたら、うれしさMax。
冒頭の経営陣の言葉は、ある意味恐怖のフレーズだけどだからこそ、自分事として捉え、考えなくてはいけない。自分のなかのプライオリティは何だろうか。
なんでDIYをやっているのか。
発端は、民家改装。
プロフィールページに細かく書いているので内容は、割愛します。
そこでの経験が発端となり、今に至ります。
限られたモノ、お金、ヒト。その中でなにができるのか。
むしろ、「これしかないけどこれならできる!」「こうすればカッコよく(可愛く)できる!」
そういった最善策を主体的に考えると、だんだん面白くなってポジティブになるんです。
どうやったら今より良くなるか
この考え方がどんどん自分の軸になって、気付いたら「D・I・Y」の頭文字に当てはめていました。(こんなこじつけが大好きなんです)
自分の暮らしをちょっとでも豊かにしたいと思って、DIYに励んでいます。
単なる趣味の位置づけじゃない。
生活を営む上でこの考え方を頭の片隅に置いておくだけで、何も考えない「悪い現状維持思考」からは脱することができると思います。
2017年も始まって早10日。
ぼくは今年、チャレンジすることにします。
そして、最後に備忘録の意味も込めて。
朱に交われど、赤くなるな。
では、じゃばら。