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「あれ、ドライバーどこいった?」って、探しもので一日に何分も溶かしていませんか。
ぼくは工具置き場がぐちゃぐちゃで、同じドライバーを気づけば4本も持っていました。
そんなぼくの部屋を救ってくれたのが、じつは製造業で使われている「5S3定(ごえすさんてい)」という考え方でした。
むずかしそうな名前ですが、家の片づけにそのまま使えます。
今回は、ぼくの工具置き場を例に、やさしく紹介してみます。
5Sは、工場をきれいに保って仕事の効率を上げるための、5つの合言葉です。
どれも頭文字が「S」なので、まとめて5Sと呼ばれています。
そこに「3定(さんてい)」という置き方のルールを足したものが、5S3定です。
一流の会社が本気でやっている習慣ですが、やることはとてもシンプルでした。
| 合言葉 | ひとことで言うと |
|---|---|
| 整理(せいり) | いらないものを手放す |
| 整頓(せいとん) | どこに何があるかを見える化する |
| 清掃(せいそう) | 使ったらきれいにして戻す |
| 清潔(せいけつ) | きれいな状態を当たり前にする |
| 躾(しつけ) | そのルールを続けて、もっと良くする |


最初にやるのは、必要なものと、いらないものを分けることです。
ぼくの引き出しには、なぜか同じドライバーが4本も入っていました。
本当に使う2本だけ残して、あとは思いきって手放しました。

これだけで、引き出しがぐっと見やすくなります。

整頓は、ただ片づけることではありません。
「誰が見ても置き場所がわかる」状態にすることです。
ぼくは工具の定位置に名前と数を書いたラベルを貼りました。
すると、探す時間がほぼゼロになって、戻す場所にも迷わなくなりました。
イラストの関係で不自然な配置になってしまっていますが、初めのイラストと比べて整理整頓がしっかりできていますね。
そしてオレンジの部分。整理整頓が新たなスペースを作ってくれるんです!
ここに収まりきれなかった必要な工具を新たに収納できる。
きれいに片づけるだけでなく、しっかりと管理することで使い勝手はよくなるし、工具を探す時間の無駄を省くきっかけになるんです!
大企業がこれを取り入れているのは、見栄えや管理よりもこの「ムダ」を無くし、生産性を上げる近道としているからでしょう。

清掃は、汚れを取ることです。
ポイントは「使ったら、きれいにしてから戻す」を習慣にすること。
作業のあと5秒だけ拭くようにしたら、大掃除がいらなくなりました。

ここまでの整った状態を、キープするのが清潔です。
一度きりの片づけで終わらせず、「きれいなのが普通」にしていく考え方ですね。
がんばって整えた状態は、キープするほうがずっとラクでした。

最後にこの「躾」。
お母さんが子供に言う事を聞くように叱ることではありません。
今まで見てきた「整理」「整頓」「清掃」「清潔」。
これらをしっかり実行しよう、決めたルール(清掃周期やモノの数など)徹底して守りましょうよということ。更にはもっとよくなるように探求しましょうという意味合いも5S用語として含まれているそう。
例えば、これを家庭に置き換えてみます。
トイレの使い方についてお母さんが5S活動に基づいてこんなルールを決めました。
などなど。
堅苦しく思えますが、実際これを家族の皆がちゃんと守ればどれだけ快適に過ごせるでしょう。
環境も家族の関係も良好になるのはイメージすれば明白です!
整頓をうまくやる合言葉が、3定です。
「定位・定品・定量」の3つを決めるだけで、置き方が一気にわかりやすくなります。
| 3定 | 決めること | 例 |
|---|---|---|
| 定位(ていい) | どこに置くか | ドライバーは引き出しの右手前 |
| 定品(ていひん) | 何を置くか | その場所はドライバー専用 |
| 定量(ていりょう) | いくつ置くか | ドライバーは2本まで |
ぼくはここで「ダイモ」というラベルライターを使いました。 文字を打つだけでおしゃれなテープが作れるので、貼るだけで見た目も気持ちよく整います。

アメリカの自動車産業の基礎を築いたといっても過言ではない「フォード・モーター」の創業者:ヘンリー・フォードが語った言葉だそう。
フォードはなにより「生産現場」である工場が「不潔」になっているのを嫌い、「不潔な職場には怠惰な従業員が自然と集まる」と従業員に語り、日夜清潔を保つよう働きかけていました。
なぜこれほどまでに「整理整頓」や「清掃」に重きをおいたのか。
自動車の製造現場を清潔に保つことの本質をすでにフォードは知っていたのです。

あのトヨタ自動車でも、この5S3定活動は行われています。
生産環境はもとより、ビジネスの根幹として全社員が実行されているそうです。
こういった話もあったそう。
ある企業の経営者がトヨタの工場を見学して驚いたのは、「トヨタにはものを探している人がいない」ことだった。自社に帰ってみると、工場の外には部材が山と積まれ、その中から「あれはどこだ?」と探しては運び、汚れを拭き取っている社員の姿があった。それでも必要なものがすぐに揃えばまだいいが、現実にはたくさんの在庫の中に「必要なものはなく、あるのはいらないものばかり」がたびたびだった。
従来は「これも仕事」と考えていたが、トヨタの工場を見て以来、経営者の考え方は大きく変わり、「ムダを省くためには、まずものを探さなくてもいい職場をつくる」として改革をスタートさせることとなった。 (トヨタ式「5S」とは何か、なぜ整理・整頓をして業績が伸びるのか 連載:トヨタに学ぶビジネス「改善」の極意|ビジネス+IT)
いかに5S活動を大事にしているか分かりますし、しっかり生かされている。
時価総額国内1位の企業が実践していることを真似しない手はありません。
長々と書いてきました。時折、言い回しが下手でうまく伝わらなかった部分があったかもしれません。
堅苦しく考えずこういう仕組みをうまく暮らしに落とし込む。
ぼくは、まず自分の机の「整理」から始めていきたいと思います!!

家庭でおしゃれに表示したいときの強い味方がこのダイモ。
何にでも貼れて水に強いからキッチンでも活躍します!こちらにレビュー記事書いてますのでよかったらみてね!
では。
じゃばら。