むく太郎です。
小さい秋、見ぃつけた。
今日は会社の交流会。
職場の人と親睦を深め、一体感を醸成するという名目でBBQ。
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\\\\それは1ヵ月前のでき事////
ぼくも若手社員の幹事として招集され、何か企画しろと。
即答で「かき氷屋さん、やりますよん。」
シーンと静まった会議室。
「10月にかき氷、寒いやろ」
そんな言葉を受けながら、冷たい視線を浴びながらも。
上司たちの眼をキッと睨み返した先月の計画会議。
「かき氷、やります。限定50食分」
少しの不安と言ってしまったことを後悔させるような9月の雨続きの毎日。
押し寄せるプレッシャーに耐えつづけ。
そして、迎えた今日。
気温は30度近くまで上がり、かき氷機を回すぼくらの近くには人だかり。
そして、さんざんディスってきた上司が一言。
「イチゴ味、1個お願い。」
ぼく「あいよ。」
その赤いふわふわの天然氷をだいたんに使用したむく太郎特製かき氷。
口にした瞬間、よっぽど大勝利宣言してやろうと思ったけど、そこはスマートに。
そんなわけで人と関わる以上、しがらみというものには、逃れられないのだと確信した10月頭の話でした。
会社員だろうがフリーランスだろうがね!
さっ、今日もつくっちゃった。
スギの野地板が1枚ありました。
これです。もう雨風にさらされて日に焼けて。
はっきり言って質はよくない。
なんかコケっぽいの端についてるし。
でもね、やっちゃうんですよ。
これで小棚をつくっちゃうんですよ。
なんか細かくなってしまいましたが、やることはかんたんです。
こんなふうに図面を描いてみました。
では、作業を進めましょう。
300mmにカットしたものを2枚つくる。
さぁ、もう汚くてどうしようもないやつですが、まだまだ使える。
300mmサイズに2枚カットし、図面に合うように墨付けしていきます。
これが小棚の側面になるんです。
トリマーで墨付け部分をミゾ彫り。
トリマーにストレートビットを取り付け、ミゾ彫り。
このミゾが上下の棚板をはめる部分になります。
クランプなどでしっかり固定し、2枚同時進行で作業を進めましょう!
ガイドに木材を使ったり。
トリマーのストレートガイドが広さをカバーできない時は、こういった感じで木材をガイドにしたりします。
やっぱり、スギは柔らかいからちょっとでも手元がグラつくと余計な切削をしてしまう。(すべてそうですが)
手元はきっちりおさえて、材料は固定。
基本ですね。
(後ほどトリマーの基本操作についてのエントリもアップします)
斜めに切って傾斜を付ける。
側面の木材2枚を上の図のようにカット(写真撮り忘れた)
こういうときにもスライド丸ノコはほんと便利だなぁと心底思います。
棚板をつくります。
これが棚板。長さは300mm。
太い方が下の棚板。細い方が上。
図面に合わせて、野地板の幅をカットして狭くしました。
鉋で最後は微調整。
棚板と側面をはめる凸をつくる。
側面に彫ったミゾに棚板をはめ込むために、両サイドをトリマーで面取り。
ストレートビットを装着したまま、深さ4mm、幅6mmでビシッと決めます。
上下の棚板に同じ加工を施せば、棚板の完成。
だいたいパーツが出そろいました。
こんな感じになります。
あとは組立!・・・の前にしっかりヤスリ掛けしましょう。
ただでさえ荒れた木肌の野地板。
ぼくの場合は、さらに粗くなっていますから。
丸棒を入れる穴を空けなくちゃ!
さて、組み立てようかとしたときに思い出した丸棒。
この15mm径の丸棒も結構ポイントで使っても無くならない。
側面を重ね、インパクトドライバーに15mm径ドリルビットを装着し、穴あけ。
ミゾにボンドを塗って、いざ組み立て!
棚板をはめるミゾに木工ボンドを塗り込み、組み立て。
このDIYはノービス留め。
ボンドだけで補強。あとは木材のはめ込みで。
丸棒を取り付けます。
長さが900mmくらいあったので差し込んで、余計な部分はカット。
あれ、いつものダボカットと同じやん。
穴にボンドを薄く塗っておきましょう。
組み立てたら、エイジング加工!
みんな大好き(のはず)エイジング加工。
紙やすりで整えつつも、ハンマーで打痕をつけたり、カッターで切り込み線を入れてみたり。
このちょっとした手間がより一層のアジを出してくれます。
ワトコオイル・ナチュラルで塗装して完成!
いい感じに古材感が出ていたので古家具風に。
ワトコオイルのナチュラルで木材本来の色味を残しつつも、ほんのり質感を出してみました。
本当に万能だなぁ。
小さい秋を飾ってみる。
小さい秋は自分で見つけることができます。
これだから、DIYやものづくりは面白い。
日々の忙しさに、季節を感じる間もないよという方はぜひ、自ら秋を体感してみてください。
こんな木工にだってそれができるんですから。
では。じゃばら。