むく太郎です。
2033年の日本の空き家率は30%を上回るという試算が発表されています。
10軒のうち、3軒が空き家なのです。
そして、手に取るようにわかる高齢化の波。
今日のテーマは、事業として不動産業はこれからどういう変遷をたどるかという予想と、この来る環境を如何にうまく乗りこなすかを考えていきたいと思います。
日本の少子高齢化は、既知の通り。
ぼくは、いちDIYプレーヤーなのですがやはり、ジャンル的にこういったところは気になります。
特に少子高齢化は、地方が。本当に地方は、圧倒的にお年寄りが多い。
世界と比較しても、高齢化率はトップであるのはご存知の通りで、ぼくが住む栃木県宇都宮市では、現在65歳以上の人口が全体の23パーセントだそう。
データはこちらをご参照ください。
いよいよ定年の引き上げに各企業が乗り出し、従来の定年後のセカンドライフ、悠々自適な老後というスタイルはもう無いと思っています。
ぼくだけじゃないですよ。
ほとんどの人が、です。
人生100年が謳われている今日では、60歳から40年ほど先の自分も見据えていかなければなりません。
空き家問題も深刻化。
こちらも、冒頭で述べたように2033年には10件に3軒が空き家。
つまり、使われずにただあるだけの住まいが存在するということ。
住居はおろか、土地すら資産の価値を失いつつあります。特に地方。
比例して、都市への一極化はますます進むばかりです。
空き家が発生する最も一般的な原因は、自宅を所有する高齢者が老人ホームなどの高齢者住宅や子供宅などに転居することです。今後、団塊の世代を含めた高齢者は急激に増えていきます。それに伴い、空き家もどんどん増えてしまうのです。特に駅から遠い利便性の良くない地域にある住宅街では空き家が一気に増加することが予想されています。出典:増え続ける空き家~2つの空き家問題~
こうなってくると、空き家と高齢化、そしてこれから働き方も選択を強いられてくる。
そこで、ぼくと一緒にバンドをやっていて古くからの友人が思い浮かびました。
彼は、某大手建築会社のエリートとして入社しバリバリ建築士として働いていて、将来リノベを軸とした事業を興すと語っていたので、すごくラフに質問したんです。
よくわからなかったんですが、韻は踏めています。
質問を変えました。
なるほど。まぁ自然な流れですよね。
ぼくの近所でも、田園地帯だったところに巨大な病院が建ちました。
最初見た時は、本当に異様な光景。
見渡す田畑を遮るようにそびえたっているんですからね。
これから新築戸建てを持つこと
そうなると、夢のマイホームというのは現実的かどうか。
何十年とローンを抱えて、イチから建てるというのも選択肢のうちです。
だけど、忘れてはいけない。ここは、日本だ。
地震大国、日本。
ぼくは東日本大震災で、実家が半壊し、修理費をぼくがローンで借りました。
あと2年です。返済が終わるまで。
あれがなければ、というたらればは言わないことにしています。
だから、よく考えなければいけない。
これから推奨したいは、住まいのスモール化。そして新築不動産業界は減少傾向に行く。
ぼく自身の勝手な経験と知識からの答えは、住まいのスモール化です。
単にスモールといっても、ご自身や家族が幸せに不自由なく暮らせる広さ、収納、癒される素材の選択をしっかりと踏まえるのは前提です。
ぼくが言いたいのは、「無駄は排除」するということ。
家族を持ち、子どもが生まれたらのびのびと余裕のある広さの家を借りるとか。
成人して夫婦だけになったら、3部屋のコンパクトな住まいに居を移すとか。
やっぱり「持たない」というのは、キーワードになってきてるなぁ。
そして、この住居のスモール化には「空き家」がこの問題を解決してくれる気がする。
問題が問題を解決すれば、世の中から問題が2個消えるんですよ!
さらに、言えば「DIY」できればなおよい。
空き家を格安で、(うちの近所では、月1万円の空き家がゴロゴロあります。購入でも車より安い物件がたくさん)手に入れ、改修し、時代の変化に応じて、居を移す。
これがいいのかなぁ。
と今の現実社会を見ると思ったりします。
不動産業界は、さまざまなデータを見る限り「新築」に関しては、大手によるマスの奪い合いになるでしょう。
そして緩やかに減退していく。
高齢化と空き家は、それをわかりやすく示しています。
だからこそ!
DIYの腕はもちろん、知識、経験、バリバリ上げていきます!!!!
ー増える空き家、一極集中都市、高齢化、働き方ー
さまざまな視野から住まいの事を考える。
そんな機会をぜひ、一度持ってみてください。
では、じゃばら。
追記:ぼくはある夢があるので新築で建てます!(自分で!?)