どうも、むく太郎です!
梅雨明け間近の関東地方。
どうせ暑くなるなら、心もアツくいきたいものです。
今回の書籍はこちら!
「勝間式超コントロール思考」 著:勝間和代 出版元:アチーブメント出版
こちらは、著述家・評論家の勝間和代さんが今年の2月に出版した書籍です。
師匠からのオススメで読んだのですが、やはり最高でした。
「超コントロール思考」、タイトルからそそられているのは自分がまだまだ受動的だからかなぁ。
書評の前に作者について
勝間和代さんは、経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。
アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。。
経歴からして、ものすごく頭もキレる方で政府内での様々な審議委員などを勤めておられます。
さて、勝間さんは、本書まえがきでこう書かれています。
コントロールというと聞こえは悪いのですが、
「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながら、自分のイメージ通りに物事を進める方法」
と定義し直してはいかがでしょうか。
たしかにそうだよなと読み進め、感想を一言で表すなら、「コントロールできないんじゃない、してないでしょ?」
そう強く思わされましたよ。
まさにボォーと生きてんじゃねーよと言われた感覚。
コントロール思考の持ち主になるために必要な2要素
ダラダラと時間とお金を無駄にしてしまっていた毎日をコントロールし、思い通りにするために必要なこと。
序章では、まず「コントロール思考」を自分のものにするために大事な要素として、
- 選択肢を広げる
- 知識を得る
を具体的に挙げられています。
選択肢については、
「なるべく選択肢を広く持って自分がよりコントロールしやすい選択を続けること」
例えば自分のできること10個ある人と1個しか無い人。
どちらがより人生をコントロールできるか。
もちろん前者ですよね。この選択肢をたくさん持つことが、管理できること増やす1つの要素です。
そして、知識を得ること。
これも選択肢を増やすことの大前提となります。
一例を本文から引用しますと、
住宅ローンを一つにとっても変動金利と固定金利のどちらが良いかということについて悩む人が多いと思います。
ところがそもそも銀行の儲けの仕組みを知っていると住宅ローンを組むということ自体に、自分のコントロール権が及ばないということがわかるため
一度踏みとどまることができるのです
こんな感じです。
知識を得ることによって、幅広い角度から物事をみて、自分で考え行動できるということ。
つまりコントロールできるものが増えるということです。
情報収集は貪欲にいきたいものですね!
では、特に本書で印象深かったものを少し書いていきます。
ルーティンワークは、「数秒」にこだわる
ルーティンワークに秒単位でこだわる。
どういうことか。
例えば、「修正は赤ペンで書く」という行為を分解すると、
「バッグからペンケースを探す」 | ▶ | 「ケースから赤ペンを探す」 | ▶ | 「キャップを外す」 |
細かくすると、こんなにあるの?っていうくらい細かな動作の連続。
これをトータルで考えると、30秒かかるとします。
うーん。もっと短くしたい。
こうやって日常のルーティンワークを分解すると、無駄なことが山ほど見つかるわけです。
例のペンの話を10秒に短縮したいなら、

こんな対応策が上がりますかね。
何だそんなことかって思った方は、要注意です。
この考え方の差が、人生を思い通りにコントロールできる人とできない人の差になるのです。
コスパを意識する
第2章の「お金をコントロールする」という項目。
ここでは収入の8割で生活することや依存性のあるもの(お酒・タバコ・ギャンブル)にはお金を使わないことを説いています。
特に依存性があるということは、自分自身ではうまくコントロールできないということですからね。
肝に銘じたいところ。
そして、コスパを常に意識すること。
なぜコスパを意識してるのかと言うと、必要以上のお金を無駄遣いするということは、
自分が人生の時間を削って作ったお金に対して申し訳ないと思うからです。
お金の使い方や貯め方というのはその人の生き方や哲学と重なると思います。
そこで無駄遣いをするということは自分の人生を無駄遣いしてしまっているのと同じですから、自分の稼ぎ方についても、
使い方についても1円単位まで気を配り、管理をする必要があると思うのです
払うべきものに対し払い、不要な機能や宣伝のためにはお金を使わない。
同じものをコンビニで買うかスーパーで買うかネットで買うか。
コスパを考える=自分の時間管理力向上もあるなぁと、ぼく自身思いました。
家事をコントロールする
(マキタのロボットクリーナー、欲しい…)
「家事をコントロールする」ということですけども、仕事をコントロールすると同じように、
家事をコントロール下に置き、効率化を徹底することで自分の時間の余白ができると言う事を、勝間さんは言っております。
そもそも家事は目的じゃない。
家事をするのが目的ではなくて、その「家事」を通して、形になった料理や空間・時間によって生活を豊かにしていくことが目的です。
例えば食洗機で行ったり掃除ロボットのルンバであったり。
- 掃除
- 料理
- 洗濯
これを無意識に一日一回できるレベルまで合理化することが、自分の時間を持つために非常に重要になってくると書かれております。
改めて学ぶことができました。
怒りをコントロールする
怒りという感情も自分でコントロールすることが大事だと書かれております。
僕もですね、妻と話すと二言目には文句を言い合って喧嘩…というパターンが確立されていまして。(だめなんですが笑)
やっぱりキレてしまうと、あまりいいことはないですよね。逆に物事は進まなくなる。
だから、決めました!

また妬みとか愚痴、不平不満。
そういったものもコントロールする。
アンガーマネジメントという言葉を耳にする機会も増えましたよね。
こんなことないですか。
例えば、自分より優れている人を見て、
「なんであの人は自分なんかよりあんな良いポジションにいて!
いいことが起こって!
いい仲間に恵まれて!
チキショー!」
と目に見える部分だけを見て妬んでも、自分には何一つプラスにはならない。
その成功に至るまでの中身をしっかり考えることができる、つまり怒りの管理ができれば、
余裕が生まれ、「これは逆にチャンス!」と、そこから学べるんです。
むしろ、この考え方を身に着けてしまえば、いろんな人に親切ができるわけですね。
そうすることで、人やお金が次第に集まってくるというようなことを書かれております。
これは是非やってみたいことだなと思います。
スマートスピーカーを導入しよう
勝間さんはGoogle Homeというスマートスピーカーを数台所有して、いつも「秘書がとなりにいる」くらいに活用しているそうです。
ぼくもね、Amazon Echo買っちゃいましたよ。(写真)
これほんとすごくて、リマインドもスケジュールも音楽も話しかけるだけでピンポイントに対応してくれます。
効率化のためには「いかにテクノロジーを活用していくか?」
を考えることで、最も効果的に、現実的に、劇的に省力化をすることができるようになります
秘書並みに使えるスマートスピーカー。
これが数千円で手に入ってしまうんだから買わないのは、むしろ損な気がします。
ぼぉーと生きてんじゃねーよ!
まさにこの「勝間式超コントロール思考」は、読み終えるとこんな見出しの言葉を投げかけられている感覚になります。
如何に自分のことを「人任せ」「他人事」「世の中のルール」に流されていたことか。
これがわかっただけで、書籍以上の価値を見いだせたと思います。
いい本に出会えました。
ではじゃばら~!