DIY

見方を変えれば、暮らしの表情はもっと豊かに。リノベーションに古材を選ぶ理由。

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むく太郎です。

ぼくのお連れ様は、一軒家を改装した場所で「パン屋」さんを営んでいます。

自らも手を動かし、リノベーション。

什器だけじゃなく、内装工事も大工さんに教わりながら、DIYを駆使して作り上げました。

今年でおかげさまで4年目を走っています。

さて、このリノベ時、はじめから「使いたい!」とはら考えていたものがあります。

そう、古材です。

今回は、古材をショップの床や什器の素材に選んだ理由をお話していきたいと思います。

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古材ってなに?

まず、古材ってなんですかという話。

詳しいことはこちらから、引用させていただきますね。

戦前の日本では、その地で採れた良質の木材が建築に使われてきました。
しかし戦後の建設ブームで安い強制乾燥材や外国の安価な木材が多く使われるようになってしまいました。
長い時間を掛けて自然乾燥した国産の木材はほとんど使われなくなってしまったのです。
そのため、「古材は昭和25年以前に建てられた建築物に用いられた木材」というラインを定めました。

すなわち「古材」とは

築50年以上経った伝統構法並びに在来工法の建物に用いられた国産木材

と定義しております。出典:一般社団法人古民家再生協会東京

読んで字のごとく。

古材は、ホームセンターに売られている木材と比べ、

経年劣化による深い味わいがあり、キズすらも時代を感じさせ、光の当たり方により様々な表情を見せてくれます。

木の年輪に物語があるように、建材となった古材には、生活の歴史や温もりという付加価値がある。

こんなことも選ぶ理由の一つでした。

どこで買えるの?

水洗いした明治時代の天板

古材は、木材店の他、古材専門で扱うお店もあったりと、入手できる場所は多くあります。

上の写真は、古家具店の資材工場に伺わせてもらったときに、購入したもの。

縦1100mmで幅600くらい。厚みは、30mm。だいたい5,000円ほどでした。

中では、CtoCアプリで「引き取ってくれる方!大募集!」みたいなものに出くわすことも。

あとは、ご自身の親戚に古い納屋をもっている方はおられませんか?

ぼくのじぃちゃんちは、農家で納屋があり、宝の山でした。

上質な古材の板が、どっさり。

ぜひ、探してみてください。

ちなみにAmazonなどでも買えます。

利用例

1.床材に

足場板は床に敷き詰めています。

ペンキの跡や釘の形をしたキズもそのまま。

これだけでかなりオシャレになります。

特に床は、部屋の基礎。

ベースを決める大事な要素ですので、いわゆるシャビーな質感が欲しいなら、

床材は足場板にするのもいいですね。ただし、ささくれなどもたくさんあるので、

スリッパや履物を使う部屋での使用、しっかりとしたやすり掛けとコーティング処理が必要なってきます。

うちは、ショップの床に使っています。

2.家具に

パンを置く什器にもしっかり使っています。

水洗いをして、しっかり乾燥させてアカマツの角棒、スギの羽目板と組み合わせて、カウンター風什器に変身しました!

KITEN.bakeryのパンたちと什器。

空き家を改装して、お店をやる方も増えています。

だからこそ、その雰囲気を大切にある程度の「古さ」と「寂れ」を残すという選択をオススメします。

こちらにつくりかたも掲載していますので、ご覧ください☟

パン屋さんリノベーション作戦!古材の一枚板とホームセンターの木材でオシャレカウンター什器をDIY!

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古材のメンテナンス

オイル塗布は、木が蘇るような感覚

DIYに古材を取り入れて、ワクワク!

だからこそ、一般的な木材以上にメンテナンスをきちんとやる。

長く使っていくからこそ、お手入れが大切になりますよね。

ぼくがやっていること。

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  1. 角や縁を月1checkで、やすり掛け。
  2. 半年スパンでオイル塗布。

1に関して。

むく太郎
古材はざらざらだぁ!使う前にしっかりやすり掛けだぁ!

と、思っても古材。時間とともにほつれ、縁や角から徐々にササクレが。

月に一度、必ずチェックし「やすりがけ」しましょう。

これだけで、美しく使い続けられますし、なおかつ不意のケガも減る。

指をプチュっ。なんて嫌じゃないですか。

だから、これはマストで!

2は、1を限りなく減らすためにも行うことを推奨します!

古材は、カラッカラに乾燥していますので、オイルはグングン吸い込みます。

ぜひ、ワトコオイルのナチュラルを使ってください。

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ワトコ(Watco)
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着色せず、木目本来の美しさが際立ちます。

亜麻仁油由来の塗料ですので、環境、ヒトにやさしい。

オリーブ油やサラダ油でも代用できます。たっぷり染み込ませ、余分はふき取る。

わざと枯れさせたいという方もいると思いますが、半年に一回はオイルメンテをおすすめします。

物語があるから、そして深められるから古材を選ぶ

古材には、建材として使われた「過去」があり、それをまた、きれいにしてリユースし「未来」をつくる。

だいぶかっこよく書きましたが、これです。

繋がっているんです。

しかも、質のいい木材を使っている場合が多く、乾いて硬い。

丈夫でこの先、ずっと使っていけるものです。

いかんせん、空き家問題と平行に、こういった上質な味のある古材も解体され処分されているという現実。

活かしませんか!資材を。

循環型社会というのは、こういったところからも形作れると思っています。

値段の安い外国産木材もいいですが、歴史のある国産材をDIYに取り入れて、今後も楽しく生活を創っていきます。

番外編:古材風というDIY手法

ぼくは、本物の古材も大好きですが古材風のアレンジもよくやります。

やっぱり使い古した感って、温かみがある。

新品よりも、うまく言葉にできませんが「自由な感じ」がそこにあります。

過去にこんな感じで古材風にアレンジしたDIYがあるので、よかったらご参考に!

では、じゃばら。

古材風のトレーをDIY!どこにでも手に入る「ある文房具」がシャビーな質感を演出

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