元バンドマンのむく太郎です。
何気なく、以前通っていた今はもう閉店してしまったライブハウスの前を車で通過。
ライブハウスって地下に多いイメージを持たれる方も多いでしょうけど、そこはビルの2階。もう閉めて、6年経つのに看板は当時のまま残されていた。
やっぱりライブハウスの雰囲気は好きだ。
- 初心者バンドマンがライブハウスデビューで気をつけたいこと。
- この度、バンドを結成!ライブもトントン拍子で決定!
- そんで、どうすればいいの?
- 本番まで残り、1ヶ月!どんな練習が効果的か。
- 告知はしっかり!フライヤー、SNSは有効に使う。
- 当日、初リハーサルの心構え。
- リハ終了!その他に準備すること。
- あとは、やってきたことを音にのせ、ぶちまけよう。
- ライブ終了!チケット代の清算をしよう。
- 最後に繋がりを。打ち上げに参加しよう!
- 読んでくれたあなたにおすすめ!
初心者バンドマンがライブハウスデビューで気をつけたいこと。
そういうことで、バンドマンだったぼくが、やめた今だからこそ伝えられることがある!
特にライブハウスデビューを考えている人にぜひ、心得ておいてほしいことを解説してみようと思います。ちなみに独断と偏見しかないので、判断は任せます。
この度、バンドを結成!ライブもトントン拍子で決定!
仲間やおなじ音楽という共通の趣味を持った人間が集まり、意気投合すると98%の確率でバンドを結成します。
これはもう高校生とか大学生だと特に!
初期衝動のまま、自室で誰にも打ち明けることなくストロークに励んでいたギターを爆音で披露できる機会がグーンとアップするんだよね。
「弾いてみた」の世界をリアルに持っていくことで、何か境界を超えた感みたいなものがあります笑
そんで、どうすればいいの?
結成とライブ決定は、ほぼ同時的なものだというのがジンクスとしてあります。
会場を把握しておく。
これ、超重要!
出演予定のライブハウスを実際に見に行きましょう。お客さんとして。
似たようなジャンルのバンドが出演する時を狙っていくようにしましょう。
例えば、こんなことが見えてきます。
- お客さんの層
- 会場の音の特徴
- 雰囲気
- 働いているスタッフの感じ
これくらい把握できれば、御の字。
そして、お店のスタッフやPA(サウンドのコントロールをする人)に挨拶や軽く話をすることである程度の情報が得られます。
自分のバンドの特徴を伝えることで、似たようなバンドとの共演(対バン)を仕掛けてくれて、見込み客の取り込みもできるかもしれません。
今後バンド活動をやるにあたってこれが結構大切になるよ。
本番まで残り、1ヶ月!どんな練習が効果的か。
会場をみて、モチベーションを高めたらその足でスタジオに入りましょう。
刺激を受けると、楽器に触れたくなるんです。
各ライブハウスなどで違いはあるけど、大体1ヶ月~3週間前には出演順や持ち時間が教えてもらえます。
例えば、1か月前ならこんなメニュー。
前半の2週間、週2回だとして4回の練習はそれぞれの曲の仕上げに。
せっかくバンドが揃って練習できる貴重な機会。
きちんと1曲ごとにイントロからエンディングまでミスなく演奏できるように調整しよましょう。
曲として演奏が成り立たないと、辛いのは自分です。
なんせlive。最初から最後までしっかりできるように。
後半の練習は、最初から最後までライブを想定して練習しよう。
後半は、ライブを意識して。
例えば持ち時間30分、4曲をMCを交えながらやるとすると、「どこでMCを入れるのか」、「誰がしゃべるのか」、「曲間のつなぎは?」
構成までしっかり頭に入れ、メンバーと共有。
この30分をひとつのショーとして、考えましょう。
なぜそうするのかというと、「本番で奇跡は起こらない」から。
「本番では確実に練習した通りのことをやる」
初ライブの印象って、これを意識するだけでほんとに違う。
告知はしっかり!フライヤー、SNSは有効に使う。
フライヤーはチラシのことで、バンドの名前を覚えてもらうのにめっちゃ効果的。
とりあえず、これを聴いて、モチベーションを上げる。
youtu.beほとんどの方はフライヤーを読まずにカバンにしまわれて、捨てられるかもしれませんが、少なくとも何人かはバンドの名前を広める事ができます。
このDM的な手法。差を出すのは、手渡しです。
それはもう、愛の告白に迫る勢いで手渡します。
アツい想いでフライヤーを撒きましょう。
今ではSNSの普及で減りつつありますが、ぼくが活動していた5年前くらいまでは、「えーっ!」というような(今は超大物)バンドも自分でガンガン撒いて、集客していましたから。
とはいえ、さらに活用したいのはSNS。
バンドのホームページ、Twitter、Facebook、ブログ、メルマガ、soundcloud等の配信サイトなどのSNSを活用すれば、いろんな所から集客が見込めるかもしれません。
重要なのは、オリジナリティーと「バンドの存在」をアピールすること!
当日、初リハーサルの心構え。
生まれて初めてのライブは誰でも緊張しますよね。
特に、リハーサルでライブハウスに1歩足を踏み入れた時の緊張感は、観に行くときにはなかった危険なヤバさがあります。
ここで絶対にやってはいけないことがこれ。
- ガチガチになって、縮みこむ。
- 無理に虚勢を張って、横柄な態度。
- 分からないことを分かっているふりをする。
基本的にドラム、ベース、ギター、ボーカルの順でサウンドチェックをします。
PAさんも同じようにサウンドチェックをします。
つまり、リハーサルはバンドとPAさんの双方による音の調整時間です。
ほかのパートがサウンドチェックしているのに自分が調整終了したからといって、音を鳴らすなんてのはもってのほか。
メンバー、PAにも失礼なこと。これは十分注意しましょう。
そして、モニタースピーカーというのが各パートに配置されています。
これは演奏時に自分が聞きたい音(ベーシストならドラムの3点など)をかえしてもらうために設置されているので、分からなければ、無理に要望は伝えなくてもよいでしょう。(PAさんが気をつかってある程度、かえしてくれている)
リハ終了!その他に準備すること。
SE(入場曲)がある場合はあらかじめ、スタッフに相談しておくこと。
これは野球選手がバッターボックスに立つときに流れる入場局のようなもの。
ほとんどのバンドがこれを用いて演奏を開始していますね。いわば、ルーティーンの異種。
DVDや録音のメディアなども必要ならば事前に用意。
初ライブはぜひ、映像で記録しましょう。ほとんどのライブハウスでは映像、音源各メディアに記録できるシステムが備わっています(有料の場合もある)
これ、めっちゃ反省会やるのに役立つ。自分の振る舞いから演奏まで、時に残酷で滑稽に。成長の起爆剤的なものになります。
あるバンドが成長して、大きな会場でライブが決まったときに、初心を忘れないために見たなんていうバンドもいましたねぇ。
対バン(共演者)のリハーサルなども見ておくと勉強になる。
これは初ライブのバンドは必須。めちゃくちゃ勉強になります。
振る舞いから音の合わせ方まで。
学ぶ心は持ちつつも、一番楽しんでやろうという心で本番に臨みましょう。
あとは、やってきたことを音にのせ、ぶちまけよう。
本番は、ただ楽しく。
きっとあっという間でしょう。
緊張でのどがカラカラで、手が震えて、間違えて。
でも、MCでお客さんが笑ってくれたり。
もう最高に楽しいから!
ライブ終了!チケット代の清算をしよう。
ライブが終わった!あとは共演者の演奏を楽しんだり、観察したり。
でも、忘れてはならないバンドの仕事でもあること。
精算。だいたいのライブハウスで導入されているチケットノルマ制度。
例えば、2,000円×15枚とか。要はバンドとして3万円売り上げないとプラマイゼロになりません。
例として(ライブハウスがバンドに渡したチケット15枚)-(余ったチケット5枚)=
バンドがさばいたチケット10枚、これが売り上げとなります。
ノルマに達しなかった額はバンド側が負担することになります。
逆にノルマ以上に売り上げ、黒字が出た場合は、一定の割合をチャージバックとしてバンド側に返ってきますから人気になればなるほど、バンドも儲かっていくシステム。
ここからさらに機材レンタル費等を差し引いた額が、最終的なバンドの損益となります。
最後に繋がりを。打ち上げに参加しよう!
ライブ後にバンド発かライブハウス側からか、打ち上げのお誘いがあったりします。
これは出ておいても、損はありません。むしろ、プラスです。
スタッフから次回ライブのお誘いや共演者からの対バン希望などがこういう場で生まれることが多いです。
先輩や人気バンドはどういった心持で音楽をやっているかとか、実は~でなんて裏話が聞けるのは参加者だけ。すげぇ面白いんですよね。
あるメジャーバンドと打ち上げに参加させてもらったときに教わったこと。
「いかに店長の隣に座れるか。」
バンドで食いたければ、これは意識しておいたほうがいいとのこと。
なんか社会人の接待みたいだけど、こういうのもできるならできたほうが自分のためにもなります。
バンドやっているくらいだから、アピールはしないとね。
以上、初ライブを経験するバンドマンへのエールでした!
では。じゃばら。
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