DIY

「DIY」とは「自分の身を守れてこそ、できるもの」だということを再認識しました。

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こんばんは。むく太郎です。

5月も後半ですが、暑すぎる。

先日も各地で真夏日となり、全国でも熱中症とみられる方の搬送報告。

ぼくの住む栃木県宇都宮市でも30℃を超えた。

職場でも体調不良を訴えて早退した方もいるそう。

日々の気温の変化には柔軟に対応できるようにしたい。

要調節です。

さて、本題に入ります。

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DIYでケガをした。

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包帯なんて巻いたの初めてかも。

単刀直入にいうと、丸ノコで指を切ってしまいました

幸いにも骨や神経に影響はなく、縫合してキズが閉じれば、普段の生活ができるそう。

今回はDIYは危険と隣り合わせということを再認識した備忘録として、それからぼくと同じようにDIYを愛し、楽しんでいる方がぼくのような目にあってほしくないと思い、参考になればとことの顛末を書いていこうと思います。

※多少表現に過激さがあるかもしれませんので、ご注意ください。

それは一瞬のことだった。

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「ウィ――ンッゥィーン・・・・××。うぉあああ。」

革の作業手袋は破れ、刃先を見ていた手元はみるみるうちに赤くなっていた。

一瞬のでき事で何が起こったかは分からないような感覚。

慌てて、もう片方の手で指の根元を抑えました。

共同作業者の方の的確で迅速な応急処置により、最小限のダメージで済みました。

本当に感謝してます。

病院に連れて行ってもらい、縫合。

気が正気になるにつれ、ジンジンビリビリ。

表皮が大きく損傷してるけど、指先の感覚あるならOKと若い医者。

巻いたばかりの包帯に構わんばかりに血が滲んで赤くなっていくのがわかる。

「じきに治まってくるので、とりあえず安静にしててください。」

1時間弱の治療後、作業者の方に謝り帰宅。

(次の日、抱えきれないお詫びを持ち自宅に謝罪に来てくれました。今ぼくは、その人のもとで働いています。)

帰宅後もなお、止まらない出血があまりに怖くなって同日、違う整形外科で診てもらうことに。

「えっ。これ傷の横が縫ってあるんだけど…」

唖然とした顔のベテラン医師の言葉。

残念ながらとんでもなく下手な縫合手術を受けたらしく、縫い直しという結果に。

お医者様の当たりはずれを身をもって経験させていただきました。

と、イタイ話はこれくらいでなぜこの事故は起きてしまったのか。

ハインリッヒの法則というのはご存知ですか。

 

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工場や建設現場でお仕事されている方であれば、一度は耳にしているであろうこの法則。

1件の重大災害の背景には、29件の軽微な事故や災害があり、その背景にはさらに300件のヒヤリハットがある。

ヒヤリハットは、読んで字のごとく、事故には至らなくとも「ヒヤリ」としたり「ハッと」したでき事を表す言葉。

これも有名な言葉ですね。

ぼくも今回、改めて重大なケガ(縫合)をして考えてみると、これに至る前にヒヤッとしたことやちょっと木材のササクレでケガしたなんてのはやっぱり多々あるんです。

不安全な行動や気持ちの緩みや注意不足が引き起こしてしまった今回のケガ。

危険だと分かっているつもりでした。

ハインリッヒの法則によると上で示した事象以外にも、ものすごい数の「不安全行動」「不安全状態」があり、それの98%が予防可能なことだそう。

予防がしっかりできれば、ケガや事故を起こす可能性もグッと下がりますよね。

今後も楽しくDIYライフを送るために、ぼくらは何をすべきか。

不安全行動や要因を自ら無くすことで、安全で楽しいDIYをするための重要な項目は下に。

DIYでケガしないための4つの約束

保護具は必ず正しく着用。

DIYは危険な作業です。

刃物や尖ったもの、固いものや重いもの。

すべてがケガや不慮の事故につながってしまうほどの要因を持っています。

だから、自分の身を守るためにしっかり保護具を着用しましょう。

手袋

作業の肝は、手袋といっても過言ではありません。

軍手もいいですが、ササクレが刺さったり、滑って木材や工具を落としてしまうことも。

だからこそ、作業用の手袋を準備しましょう。

革の丈夫なものやカッターなどの刃あてても切れないケブラー素材の手袋をもっているとベストです。

手の大きさにあうものを!

保護メガネ

保護メガネもマストアイテム。

ぼくも今まで顔に何か掛かっている感覚が嫌でつけていませんでした。でもつけろ。

目に木片や粉塵が刺さる可能性は大。

ホームセンターにもつけ比べられるようなコーナーもあったりするので、作業時はしっかり装着しましょう。ぼくもそうします。

防塵マスク

これも保護メガネ同様。

特にグラインダーやオービタルサンダーなどでの削り作業では必須。

作業中、木の粉を鼻から吸って終了後に鼻をかむと、びっくり仰天。

「こんなに吸っていたのか」と思うくらい。

身体にも良くはないのでちゃんと対策しましょう。

(これが原因で肺気腫を患った方も実際にいます)

工具は使用前に点検&終わっても点検。

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特に電動工具は念入りに。

例えば丸ノコの刃は欠けていないかとか。

仮に欠けたままで木材を切ろうとして刃を当てるとキックバックの原因になり、ぼくのようなハメになるかもしれません。

そして、作業後も以上はないか点検してきれいに掃除して片づける。

当たり前のことですねぇ。

ぼく自身できていないので、しっかりやらねば。

DIYと長く付き合っていきたいですから。

作業に区切りをつけて、まめに休む。そして余裕をもって終わらせる。

aroma, break, breakfast

DIYerの皆様にも多いと思います。

作業に夢中になっちゃう人。

ぼくなんてその最たるもので、朝からスタートし、ほぼ休まず(ましてや昼食もとらず)暗くなる直前まで作業をしてしまう。

だから、ケガをした。

やってると作品ができてきて、DIY特有の達成感と所有感が同時にくるあの感覚に時間をも忘れてしまいます。

でも、作品の全体バランスをみるという意味でも一度手を止め、ぼんやりとコーヒー片手に休んでみましょう。

「材料をカットしたら一服、組み上げたら一服、塗装は・・あっ明日にしよう。」

このくらいの余裕があると作業にもメリハリがつき、できも上々。

質が上がるのは、自分だけでなく作品も。

こまめに休憩をとって、楽しくDIYできるようにね。

無理をしない。

Yao Ming Holding Basketball on His Left Hand While Jumping

ぼくは単なるサラリーマン。

家具職人でもなければ、建築系の仕事でもない。

そう、素人です。

自分を素人だと思うと、悔しくなってくるのはまだまだ青い証拠

余裕がないことの裏返しですね。

ブログに書いてるぐらいだから、そりゃもう大好きです。

そしてNo.1になりたい。競ってるわけじゃないけど。

だからこそ、今回のケガでDIYって楽しいけど、めちゃくちゃ危険で間違えると取り返しがつかないんだということを声高に掲げようと思います。

最大の敵、慢心を捨てる

どこかで慢心がありました。

この林先生の言葉、大いに納得です。

悔しいほどに。

作業の見通しを立てられなかった自分に負けました。

万全の準備をし、その作業に集中!

まとめると、しっかり準備をして作業に集中して、こまめに休む。

これができるかどうか。

簡単なことのようで難しいけど、やらなきゃいけないんですね。

おかげさまでケガの経過も良く、まもなく普段の生活ができそうです。

指にはキズが残ります。

でもこのキズこそがぼくを気付かせてくれた証なのだと思って、これからも楽しくDIYサラリーマンをやっていきます。

では、じゃばら!

 

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