こんばんは。むく太郎です。本日有給ですが、同時に風邪をひいてしまった。
DIYとは料理です。
家にある余り物でおいしい料理を作っちゃう奥さんのそれと同様、端材として出た材料と家にあったガラクタをおいしく味付けし、機能的で半端じゃない素敵なガラスのショーケースをつくってみました。
オールド感満載のガラスショーケース
材料はこちら。
- 端材(パイン材1枚板、SPF1×3材、ラワン材)
- ガラス板 1枚
- シナベニヤ(敷板)
- スギ材(土台用)
- 木工用パテ
- グラフィティーペイント dark abyss
材料は敷き板のシナベニヤ以外、全て家に有ったものです。
なぜかこのガラス板、同じものがあと5枚ほどある。
おそらく棚か何かを解体したときに出てきたものなんでしょう。板に穴があるのです。もちろんこれも活かしました。
家で放置&倉庫の肥しになっていたこちらの皆様。
出てきましたよ、端材さん。机の天板に使ったパイン材の残りとラワン材の棒。
そして何かのショーケース?扉?に使われていたのであろう厚さ5mmのガラス板。
よくみると取っ手がついていた形跡がある。この穴もがっつり使ってやります。
初めは手探りで。おっと、穴が開いている。
ちょうど最近、ガラス板といえばショーケースだよなぁと思っていたところ。
良い具合に出てきたガラス板には6mm径の穴。これ、どうしようね。
ガラスのサイズにラワン材をカットし、フレームをつくっていきます。
ボンドを両端に塗りこみ、クランプで接着。
注意点はガラスと同サイズにすること。
このフレームをガラス板が収まる土台に。ボンドで接着した後は、釘を打ってしっかり補強。
スライド丸ノコで斜め切り。
続いて、先ほどのフレームがきちんと収まるサイズを出し、先端を45°切り。
万能スライド丸ノコ。できたら、下の写真のようにできたフレームを覆うようにします。
このようにフレームinフレームでなんちゃって額縁の完成!これにガラスをはめこめば、正面部分の完成!
パイン材を角度切りして、箱をつくる。
先に本体側面となる部分を作っていきます。約1000mmの板を22.5°でカット。切り始めは500mm(中央)から。これが側面となります。
天板部分も斜め切り。
そしてこちらが、天板になる板。側面板の斜め部分と同角度で斜め切り。
これを側面につなげるときれいな台形になるんです!
天板をよく見ると実はツギハギ。3枚の板で構成されています。ボンドとパテを駆使して1枚の板に近づけていきました。
底部分はパイン材が無くなったので、スギ材で!
次は底板!とおもいきや、パイン材は本当の端材になってしまったので、スギの角材で補います。天板と同じ長さにカットし。側面とビス留め。
この時点でガッチリした台形の枠(箱)ができました!
フレームを正面に取り付け。
最初に作ったフレームを本体と接続。だんだんカタチが見えてきましたよ!!
なじませるように粗目のサンドペーパーでしっかりヤスリ掛けし、整えます。すでにいい感じにヨゴレているので、これをいつものオイル塗料で・・・・。
塗りませんでした。使ったのは、これ!
いつものワトコオイルやブライワックスは使わずに、こちらの塗料!
以前スタンドライトをリメイクした時に使ったグラフィティーペイント。
「当分、つかわないかなぁ」と思っていたアクリル塗料がまさかの大抜擢!
塗り終わってから、これにして良かったと心から思いました。ちょーかっこいい。
底板にシナベニヤを設置。
スギの土台だけになっていた底部分に、シナベニヤを設置。
きれいな木目はシャビ―の外観に良い具合に高級感を醸し出してくれます。
天板にセリアのアイアンバーを付けてみる。
使い道があるようで無かったセリアのアイアンバー。イベント出店を意識して、上に小さなカゴを置けたり、広告やショップカードもディスプレイできるようなものを端材で作ってこのバーにセットしたり。
100円だから調子に乗ってストックしちゃってたんだけど、ここで本領発揮です!!
あとはガラス板をはめるだけ・・・。あっ。
そう。この穴、どうすんのよ。
つくり的に扉にはならないので、塞ぐしかありません。じゃあ、何でふさごう。
ぼくは実家の倉庫を見まわし、ついに見つけました。
ぼろぼろのギターアンプ。そう、エレキの音を出す機械。
1分ほど懐かしさに立ち尽くしてしまった。
高校生の時アルバイトで貯めたお金をつぎ込んで買ったフェンダーのフロントマンというギターアンプ。ちょうど10年くらいまえだ。
買った当時は嬉しくて、部屋でガンガン鳴らして、親に怒られ。
社会人になっても現役で使っていたけど、見ての通りこの様。
東日本大震災で部屋がめちゃくちゃになった時に壊れてしまった。壊れかけのアンプでなく、壊れたガラクタ。でも、なぜか捨てられずに置いておいた。
前置きが長くなりました!このアンプのボリュームのツマミ!
これを使っちゃいます。
ガラス板に留めちゃおう。
想い出の品からパーツを取って、自分で今現在つくっっているモノに組み込む。
なんか嬉しいんです。なんでだろう。
ツマミに穴に合う径のボルト&ナットを準備し、ガラスの両サイドからセット!!
不格好な穴もアメリカンテイストに。
飾りです。たったこれだけで、本体のカラーも相まってクールな印象。
さぁ、完成だ!そして本当の製作目的は、これに合わせたかったから。
スタンドライトとショーケース。
できました。結構大きいんです。まさに主役級アイテム。
同じブルー系のアイテムは、部屋の印象をグッと引き締めますね。
背面は開口にしています。扉にしても良かったけど、単純にちょうど良い端材が無かった。逆に出し入れはすこぶる順調なので、好きにディスプレイできる。
100均アイテムも、ガラクタも全て使ってやる。そして重宝する。
ほんの少し生活に彩りを。そう掲げたテーマを体現できていると感じた今回。
さてと。
何を飾ろう。
今回のDIYは端材整理も兼ねて。材料が揃えば、何でもできます。
普段使いのショーケース、イベント用のケースとして使い込んでいきたい。
費用はシナベニヤ代¥400円。
買う前に考える。作れそうならつくる。これ、むく太郎スタイル。
このくらいが当たり前になってくると、物を買う基準が変わってきますね。
ここにお気に入りのグッズをディスプレイできると思うと感慨深いものがあります。
では。
じゃばら。