どうも。むく太郎です。
シデコブシの蕾もあと一息というところまで。
まさにそれがもつ花言葉「歓迎」を表すように三寒四温をくぐり抜け、春の日差しがたっぷりと注がれるこの頃。間もなく新年度ですね。相変わらずDIYに勤しんでいます。
無機質な作業台がとってもオシャレなパッチワークテーブルに。
無機質な作業台を店舗用の什器にしたいとの要望で、考えた結果このスタイル。
パンを陳列するテーブル。杉板でパッチワーク。ただいま春のパン祭り。
お節介でプライスカードを付ける縁として、そしてパンが落下しないように天板全辺に板をはりました。重厚なアンティーク感を出すために、得意のエイジング。
さぁ、家にある机をリメイクして、新生活を迎えましょう!
材料はこちら。
- 杉間柱 105mm×24mm×150mm(サイズ・質感によって張る板はお好みで!)
- 端材 適宜
- ダボ 適宜
- 木工用パテ(必要なら)
ただの作業台です。
天板サイズ縦700mm横1100mmのどっしりとした作業台。こちらの天板には、工作用のゴムマットが敷かれていました。接着材の跡が残っています・・・。なぜか先日製作した机に似ていますね。(そちらの天板製作編は、少々お待ちを。)
寸法をもとに図面を製作。
寸法を測り、早速図面製作・・・。といってもかなりシンプルですが。両幅から中央にかけて縮小するスタイル。中央の細いスペースは用意した材料では、幅が大きすぎるので端材で穴埋めすることに。
杉の間柱を購入!!
ホームセンターで3mあったものを半分にカットしてもらいました。ちなみに3m×3本。余裕で足ります。そしたら図面の設定寸法に丸ノコでカットします。
カット終了。
スコヤで正確に直角を出し、墨付け。丸ノコでスピード作業。余談ですが、これがもっと効率よく正確にできるスライド丸ノコがほしいんです。(これを作った後に即購入)厚みがあって、この時点で重厚な雰囲気。
図面通りに並べてみた。
図面をもとにラフに並べました。やーん。いい感じ。計画と実物が合致するのはやっぱり気持ちが良いです。あとは真ん中。このスキマを埋めてくれるのは、やっぱり・・。
端材さん。ドンピシャで穴埋め。
まるでパズルのピースのようにそれは収まりました。端材箱からピタッと吸い寄せられた端材は、前回の机製作時に幕板として使用した杉材。素材もどんぴしゃ。2枚重ねて厚みをプラス。
さっそくパズル。舞台は作業台へ。
パズルの舞台を作業台本体に移し、いざパッチワーキング。角から攻めたり、裏返したり。間柱の重厚感に圧倒されながらも、作業を進めます。
形は決まっているからこそ、木の裏表のディテールや木目の向きによってでき上がりの表情はだいぶ変わります。時間をかけて、吟味。節ですら良いアジになります。
最後の1ピース。
凹にはめます。無機質な作業台も木を載せただけで、一気に温かみや存在感を放つ。豪華な1枚板にしていきましょう。
タイトル「表と裏」
シンメトリーが絶妙。この時点で良い雰囲気を醸し出す作業台。自然と見惚れてしまいます。視線を横に移動。
幕板が必要だ。
天板パズルの完成で終わってしまうのは、ナンセンス。天板をしっかり囲って装飾性と強度をプラスしていかなければいけませんね。後ほどこちらも組み上げていきたいと思います。
板を木工ボンドで圧着。
ボンドを板全体に塗り、ヘラなどで広げていきます。板が反っている場合もあるのでクランプや重石を乗せ、外側から張っていきましょう。
スキマを埋めるように板どうしもピッタリと。
外から張っていき、乾燥したらビスで留め固定します。固定したら、内側に来る板の裏面と側面にボンドを塗り写真のようにクランプで隙間を埋めるように。ゴムハンマーなどで揃えていくときれいに仕上がります。
張り終わった!
こんな感じで張りました。隙間を詰めると中央部分の板間が空いてしまう。これも改善していきたいと思います!では次、幕板工程です。
幕板は杉プレーナー材を使います。
前回のテーブル製作でも使った材料。しっかり天板を覆うため、箱型に組み上げます。
天板の厚みは51mm、幕板の幅70mm。普段なら天板面はフラットにするところです。しかし、これはパンの陳列台。
この差19mmを上手に利用して、パンが不用意に落下しないための縁を演出。
幕板もOK
幕板も取付終わりです。古き良きボードゲーム卓のよう。ダボ穴もちょっとアンバランスに空け、少しだけラフなデザインに。
これだけでは終われない。縁をきれいに装飾。
すっかり愛用となったトリマー。しっかりと面取りして、装飾性をアップ!ソフトスタートは何気に手への負担を和らげます。
まだまだうまく使いこなせませんが、使うとつかわないでは仕上がりに結構差が出ますね。
あとは塗るだけ・・・!あっ。天板のスキマを埋めなくちゃ。
これを使っていきます。ちょっと長くなってしまったので、天板と塗装の工程を後日エントリにて紹介していきます!
かっこいいは、つくれる。
だって、やらなきゃ変わらないもんね。
では。じゃばら。