
HOME

お気に入りの雑貨、読みかけの本、ついつい集めてしまうキッチンツール。
暮らしを彩るアイテムが増えるたび、「もっと自由に使える壁があったら」と感じることはありませんか?
そこで今回、実施したのが「造り付け」
よくある「ディアウォール」や「ダボレール(ガチャ柱)」を使った方法は便利ですが、どうしても柱の存在感が強すぎたり、コストがかさんだりすることも。
今回は、そんな定番ツールに頼らず、よりスマートに、そして驚くほど機能的に壁一面の棚を実現する方法をご紹介します。

造り付けとは、壁に固定してつくられた家具や収納スペースのこと。
お部屋の押し入れを改造したり、壁面に書斎をつくったり。
何かこう、「定位置」というか。作業スペースにするのであれば、「作業」に集中できる環境が自然と整っているような。
そんな心持まで変えてくれるのは、この造り付け家具の魅力だと思うのです。

今回は、造り付け家具のリノベーションについてを今エントリの内容にしたいと思います!
新たに棚も設置しましたが、それについては次回触れていきたいと思います!

もとの天板は、SPF2×6材を3本並べてつくられたもの。
塗料は柿渋を使った天然素材のもので、身体にもすごくやさしい仕上げです。
決して悪くないんです。
ただ、材そのものに厚みと重厚感があるぶん、どうしても部屋の印象が暗くなりがちでした。
配色も重たく、光が入ってもどこかどんよりして見える。
ここを変えたら部屋ごと明るくなるんじゃないか。
そう思ったのが、今回のきっかけでした。

つくってくれた大工さんの知恵を外しながらに、学ぶことができました。
組み立てるよりもこうした解体作業のほうが実は楽しかったりします。

うむ。広々。
さて、外し終えたら新天板の製作!

天板だけでも替えれば、雰囲気は変わるんじゃない?
そう思って買ってきたのが、スギの野地板でした。
野地板は屋根の下地に使われる荒材で、表面はざらついたまま売られています。
それでも、丁寧にヤスリがけをすれば見違えるほどきれいになる。
やわらかくて加工性も◎、そして何より安いのがグッドなところです。
ぼくの中では、かなり重宝している木材のひとつ。
| 材料 | サイズ(目安) | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| スギ野地板 | W1820×D140×t24mm | 3本 | 荒材。ヤスリがけ前提 |
| つなぎ用の木材 | — | 適量 | 旧天板から取り外して流用 |
| ビス | 下地の厚みに合わせる | 適量 | 下穴を空けてから留める |
| ワトコオイル ナチュラル(W-01) | 200ml | 1缶 | 塗って拭き取るだけの仕上げ |
野地板の価格は1本あたり数百円から1,000円ほど。
かつては1本500円を切ることも多かったのですが、ここ数年は木材の価格変動が大きく、店舗や時期によって差があります。
長い1本を買ってホームセンターでカットしてもらうと、材料代を抑えやすいですよ。
| 道具 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| スライド丸ノコ | 長さのカット | ホームセンターのカットサービスでも代用可 |
| オービタルサンダー | 面のヤスリがけ | 大物をやるなら必須級 |
| サンドペーパー(#60〜#240) | 表面を整える | 粗い番手から順に上げていく |
| サンディングブロック | 角や細部の研磨 | 100円ショップのもので十分 |
| ドライバードリル | 下穴あけ・ビス留め | — |
| ウエス | オイルの拭き取り | 着古したTシャツでOK |
ちなみに、以前ぼくが紹介していた「日立工機」の電動工具は、現在HiKOKI(ハイコーキ)というブランド名に変わっています。
中身は同じ系譜なので、これから買う方は新しい名前で探してみてください。
では、DIYの始まりです!

現状のカウンター天板のサイズを測って、スライド丸ノコでざくり。

ほんと、このスライド丸ノコは最高に使えるDIYアイテム。
3本すべてカットしたら、次はこれ。
相棒はダイソーのサンドペーパーホルダー。
#60の粗目を取り付け、ひたすらゴシゴシ。(まじ疲れる。)
大体これくらいの大物をヤスリ掛けすると次の日手がパンパンで生活に支障が出るので、オービタルサンダーを使うことを推奨!絶対買うもんね。

側面も。もちろん裏面も。
「表があれば裏がある。」
学生時代、テストの解答用紙に裏面があるのを確認せず提出して、担任に「白紙とは、何かの挑戦か?」とどやされたことがあります。
この時以来、しっかり裏面を確認するようになりました。
あっ、これはぼくだけのことなので見えない部分や触れないところは省いて結構です!
どうでもいいことはおいて、どんどん進みましょう。

以前ついていた天板どうしをつなげていた木材を野地板天板にも流用します。
使えるものは、きっちり使うのがぼくの流儀。

ビス穴は新たに空けて、固定。
やっぱり保持力が下がってしまうからね。ただ穴だらけになっちゃうからそこだけが玉に瑕。

組み立ては、これで終了。
なんていっても、板をつなげただけですから。
土台の垂木に這わせるように仮置きして、収まりを見ます。
いいねぇ。
この時点で、部屋の明るさが変わったのが分かります。

木目の自然な風合いを最大限に生かしたいから、ここ最近の塗装は、ワトコのナチュラル。塗るともう、木の風合いが生き返るんです。
ゆっくり、のんびりオイルを塗っては、ウエスでふき取り。
あとは乾燥を待ちます。

明るくなった!
やはりスギの赤みがかった色合いが部屋の雰囲気を変えてくれます。
床も足場板を敷き詰めているので、テイストも自然とマッチしていました!
天板サイズは、SPF材のものより30mmだけ奥行が狭くなりましたがほぼ問題なし。
やっていることは、大したことではありませんが空間をガラッとイメチェンしてくれました!
お部屋の雰囲気を変えるのは、身近な部分から。
素材を変える。形状を変える。あるいは取り除く。
DIYの基本は、そんなところからかもしれません。
続編は、後ほど!!
では、じゃばら。