昨日は、今にも崩れそうな分厚い雲の下、時折降った小雨に気分も晴れませんでした。
そんな日はここぞとばかりに読書しようと。これ、昔買って1日で読み終えた文庫本。
スリリングな展開は、時間を忘れさせてくれます。久しぶりに読み返し。
でも読み終わす前に、端材とごく一般的に使われているけど目立たない金具を織り交ぜて新しいナニカを創ってしまおうとDIYしてみました。
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2×6材の端材300mmが二つあったとさ。
おなじみ端材です。端材の中でも全然何かに使える主役級。それが2つあったので、キャンドルホルダー付ブックスタンドを有るものだけで作ってみます。
1つはそのまま、もう1つは200mmにカットし、トリマーにボーズ面ビットを装着して、下の1辺を残し両面面取り。
先ほどの工程が終わったら、続いてはこの技法。
「浮造り」
バーナーで安全に焦がす。
結構焦げました。
ぼくもこの技法が大好きで、割とやっています。本当に木に火が燃え移るくらいバーナーで炙るといいのだそう。
広くて、安全が確保できる場所で慎重に作業。
水を掛けながら金ブラシで煤(スス)を落とす。
毎度の作業。でもぼく、金ブラシ無くした。だからスチールウール。
これでも十分ですが、オススメしません。
スチールウールが木の表面に刺さる!ササクレのように。
表面が荒いから余計に。しっかりここは金ブラシを使いましょう。煤が落ちたら、乾燥させ、水気を取ります。
乾いたら、サンドペーパーでゴシゴシやる。
木の半分で効果の確認。左before 右after。
もう垢のようにボロボロと。SPFでもしっかり浮き上がる木目。
粗い目(#60)から細かい目(#240)に変えて整えます。
仮においてみる。これでブックスタンド完成。
これで完成・・・。いや、なにかもうひとひねりしたくなるのが、むく太郎。
このまま固定し、完成でも良いですがぼく同様にひねりたい方は続きをどうぞ。
とりあえず、ダボピンをセット。
ダボピンを調達しました。これだけあれば、怖いものはありません。200mm端材の下部に8mm径のダボ錐で穴あけし、セット。便利なスターターセットもあるみたいね。
えい!この向きでプレス。
大胆に台座から垂直に材を押し当てました。ブックスタンドではなくなりそう。
※写真では穴が空いていますが、これは錐で空けた後です。※
同じ位置に先端が来るので、そこで穴あけすればピッタリという事。
両穴と接着面にもボンドを流し、ぐりぐり押し込む。
ボンドをダボ穴に流し込む作業が繰り返されると、パティシエになったんじゃねーかと錯覚するほど作業がそれになります。ダボをしっかり押し込み、上から回し入れる感じでグイッと。
そしてこうなった。
もはや本は1冊しか置けません。お気に入りの本より表紙買いしたデザイン性のあるものがディスプレイするのにベスト。でも物足りない。
透明ニスを重ね塗りしました。
まるで水を掛けたように。光沢感を出してみました。
しかし、このボコボコの面できれいにムラなく塗ることはぼくではできません。
例えばバターミルクペイントを上から塗った方が作品の仕上がりは自然かも。
うーん。
今回は塗装を反省するようかなぁ。
何かないか周りを見渡し、手に入れたある金物
この近未来型の金物は、お家の雨どいを固定する樋受け金具。
ホームセンターでたくさんの種類が売っていますので、お気に入りを見つけてね。
プライマーを吹きかけ、塗装します!
バターミルクペイントで下塗り。
しっかりベタ塗り。
縁の部分もジョイント部分も万遍なく塗りこみ、乾燥させます。
この辺は以前のこの記事と似たやり方ですね。
乾燥したら、重ね塗り。
乾燥したら、ホワイトのバターミルクペイントをラフに塗りこみます。
余談ですがぼく、バターミルクペイントの匂いがちょっと苦手なんです・・・。なんかこう、発酵した芳醇な香りというか・・。
だから避けてた・・・ってわけではないんですがね!
仕上げはBRIWAX。あれ!?アンティークパーツになった!
上塗りも乾いたらブライワックスでコーティング。シャビ―な感じがまた雰囲気を醸し出します。コテコテに光り輝く2×6を横目にね。
ビスで固定すれば、完成!
余っていたブロンズの丸皿ネジでガッチリ固定。そしたら、セリアでゲットしたこれをセット。
セリアのキャンドルスタンドを準備。
もうここまでくれば、完成です。セリアで見つけたガラスのキャンドルスタンド。
頭部分の直径が8cmで、これがぴったり樋受けにフィット。
キャンドルは無印で買ったフレグランスアロマキャンドル。さっそく灯すよ。
ドライフラワーをアクセントに。
後ろ側からも。
材料費200円。あとは家にあったもの。終わってみれば、結構素敵な仕上がりです。
置くものを工夫するのもいいですね。本を置いたり、小物を飾ったり。
ご自宅の余った端材でもアイデア次第でグッドアイテムに。
LEDキャンドルライトを使えば、より安全に楽しめます。
炎はやっぱり危ないかなぁと思ったら、100均にあるLEDキャンドルを利用しましょう。今は炎が揺らめくようなものもあるから、十分楽しめますよ!
端材と樋受けでつくった今回の作品。身の回りにあるものを手に取り、ちょっと向きを変えて見つめてみると面白いものが見えてくるかもしれません。
では。じゃばら。