こんばんは。むく太郎です。
もう3年前ですよ。このアンカーボルトと2×6材を駆使して、作り上げたカフェデスク。
予算5000円!ホームセンターで手に入る安価な材料で本格古材風デスクが出来ました。
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3年前のスキルと今のスキルでは、それはもう天と地の差。
ホームセンターで購入した資材を今回もフル活用し、「溶接」というDIYの幅を拡げる手法をご紹介したいと思います。
溶接とは?
そもそも溶接って何よ?
という方もおられるかもしれませんので、おさらいです。
溶接とは、2つ以上の金属を熱(電気・ガスなど)で溶かし、それらをつなぎ合わせる作業のことです。
大変に扱いを間違えると危険を伴いますが、正しい知識とやり方で作業することでDIYでもその力をまんべんなく発揮することができます。
今回は、溶接機の詳細は軽く触れるくらいにします。
材料は、丸鋼
丸鋼を準備します。1800mm長・9mm径でお値段198円。
これをアンカーボルトデスクの脚の強度を増すために使っていきます。
脚~脚のサイズを測ってみると、390mm。
マッキーでしっかりとマークしました。
ということで、390mm分丸鋼をグラインダーでカット。
グラインダー(サンダー)があると、こういった鉄材の切断もできます。
刃を用途別に変えるだけで、切断・研磨までこなしますからね!
ぜひ1台持っておきましょう。
それでは、デスクをひっくり返して
こんな感じに天板を下にひっくり返します。
ちなみにアンカーボルトは、こんな感じで固定されております。
続いて、しっかりと垂直を確認。
天板と脚が垂直になっていない、即ち、不安定で脚から崩壊してしまうような机になりませんからね。
しっかり直角スコヤで確認します。
溶接の準備
では、先ほどカットした丸鋼と脚を溶接で接合していきます!
詳しい溶接機の使い方は、別記事に譲るとして。
アースクリップを母材につなぎます。
溶接機の電源を入れて、指定の電流に調節。
溶接棒をホルダーにはさみ、スタンバイOK。
革手袋、間違いなく必需品です。
本当に危険を伴う作業です。
遮光の面をつけて、いざ。
丸鋼とアンカーボルトを溶接
面の向こうで、閃光をきらめかせあっという間に接合。
点付けといって、まずは表の1箇所を仮留め。
外れないことを確認してから、裏側を溶接してというのを繰り返し、接合していきました。
その後、スラグと呼ばれる溶接後に発生するカスを除去。
本来は、チッピングハンマーというもので落としていきますが、ぼくは手元にあった小型のバールで。
これでも十分、代用できます。
溶接、完了!
今回は、補助棒として横向きに2本の丸鋼を溶接しました。
これだけで、だいぶ強度アップ。
天板を戻して~と行きたいところですが、溶接跡や剥げていた塗装がだらしなく見えたので、再塗装です。
スプレーで塗装
ステージをコンクリートから段ボールに移し、次の作業。
そう、アイアンデスクの脚の仕上がりこそがすべてを左右します!
今回もおなじみのつや消しブラックで上塗りしてみました。
いいねぇ。マットな質感が大好きです。
乾燥したら、天板を取り付け
脚の乾燥が終わったら、天板に再度取り付け。
一度、ビスを通した穴は強度が落ちているので、少しずらしてビス留め。
他の脚の位置関係をしっかり確かめながら、全て固定できればでき上がり!
より強く、スタイリッシュに進化
さぁさぁ、できました!
丸鋼を横向きに取り付けたため、ぐらつきはほぼ解消。
天板連結用の板も取り付け位置を内側に移動させたことで、従来より全体を引き締めた印象にしてくれます。
つや消し塗装も功を奏し、漆喰塗りのシンプルな室内にベストマッチ。
この1人用デスクでブログ書いてます
今回、DIYのいいところを改めて実感。
作って、リペアして、また長く使える。
これですよ。
そのうえ、再認識できるんです。
自分のスキルが上がったことが。
でかいですね。この体験。
溶接という新しい技術の導入により、またひとつ視野とスキルを手に入れることができました。
こうして、暮らしやすさは手に入れる。
一緒にやりましょ。
では、じゃばら。