※2019.02.27追記※
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今宵も肌寒いです。むく太郎⁂ (@wd_mukutaro) です。
雨が降ったりやんだり。
せっかくの休日の降水確率は毎度90%以上。
まったく嫌になってしまいますが、今できること、雨だから見える事柄をうまく拾っていきたいです。
ただ曜日の感覚が無くなりつつあるほど、時間の使い方が下手なのは、なんとなく過ごしてしまっているからでしょうか。
さすがに2日遅れは時差がありすぎます。
やばいです。そんなわけで今回、DIYしたもの。
「杉と赤松の素朴なレトロベンチ」
※動画もあるよ!
入り口前のグリーンたちとともに整列。
華奢だけど案外タフにできています。
座面は1枚板で幅910mm、奥行きは180mmとほんとに小柄。
そして前々からやってみたかった工法を2つ実践してみました。
では、工程へと進みます!
ホームセンターで揃う材料で古家具風ベンチをDIY!
用意した木材はこちら。
杉 野地板 1820mm×180mm×18mm 1枚
杉 垂木 910mm×42mm×38mm 1本
赤松 垂木 100mm×38mm×40mm 3本
どれもホームセンターにあるおなじみの木材で、トータル1000円ちょい。
野地板は半分に分割して使用しました。
もうひとつ座面がつくれそうです。
とはいえ。上の写真からも分かるように、野地板はざらついて、見栄えもあまりよくありません。
じゃあ、カッコよくしましょうよと今回のトライ。
ガスバーナーを使って、浮造りに挑戦。
完成の座面。どうですか。野地板のままの姿より、シブい!そしてかっこいい。
写真では分かりづらいところですが、年輪の筋が浮き出て、触れると凹凸。凹凸!
これ。浮造り(うづくり)工法といいます。浮造りとはなんぞや。以下はウィキペディアからの引用です。
浮造(うづくり)は、刈萱(かるかや)の草の根を水にさらした後、干して麻紐で束ねた道具。
用途として、木の板・柱などの柔らかい部分(春目:はるめ)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、木材の見た目を美しくするために使用するし、そういった仕上げを浮造仕上げという。
古い木材に使用するときは根の粗い部分を束ねたものを、新しい木材のときは根の細い部分を束ねたものと使い分ける。入手性がよいとはいえないため現在ではワイヤーブラシや電動工具で代用することも多い。
浮造仕上げの無垢板は、木目が強調され凹凸が目立つようになる。
浮造りは道具の名称で伝統的な感じがします。
その伝統を生かし、ホームセンターにあるもので浮造りを実践していこうではありませんか。という今回のエントリ。
用意するもの
- ガスバーナー
- ワイヤーブラシ
- ウエスや布
- 消火用具
- サンドペーパー
圧倒的な時短テク。ガスバーナーを準備します。
浮造りを行う上で、重要なプロセスがこのガスバーナーで木の表面を焼く作業。
表面を焼くことで、柔らかい木目が燃え尽き、硬い木目が残る=表面に高低差ができる。という感じです。
必ずチェック✅
*今回のDIYで最重要かつ取扱に注意したいのが、ガスバーナーでの作業。なんせ高温の炎で木の表面を炙るわけです。
一歩間違えれば、大事故につながる恐れがありますので取扱いには十分注意し、必ず屋外の広い場所で使用法をよく読んで安全第一で。
(万が一の為、消火器等をご準備された方が良いです)
ガスバーナーは、1本持っておくとなにかと便利かもしれません。
では、炙ります。
おぉ。全体的にさっと炙ってみました。
炙った野地板。撫でるように火力は最大で。さっとやってこんな感じ。
煤けてきました。
でも最良は、「表面に火が着くか着かないか」くらいとのこと。難しいです。
周りをよく確認し、再度炙り続けます。焦げ臭くなります。再度やる前に周囲の確認。
いい感じに煤けたら、ワイヤーブラシの出番。
表面が焼けたら、すかさず水で煤を洗い流します。
流水にあてるだけで上の写真のように煤が剥がれ、木目が浮いてきます。
必ずここでテンションあがります。
流水にさらしつつ、市販のワイヤーブラシでゴシゴシ。
木目の流れに沿うようにブラッシング。
水分を拭き取りました。
だいぶ浮いて来ました。
浮いたというより柔らかい木目が取り除かれ、段差になります。
さらにブラッシング。溝の汚れを落とす感じで!
できた!
ブラッシングすること10分。
初挑戦にしては良いできです。
思わず手で擦って段差の感触を存分に味わいます。
あとはサンドペーパーを掛けつつ、バランスを見ましょう。
脚に関しては図解で。
すみません。技術が無く分かりづらいかもしれませんが、ご勘弁を!
脚はこんな感じで組みました。
フレームを二脚つくり、杉の垂木を繋ぎの支柱に。
この支柱とフレームを今回「ホゾ加工」というこれまた、初めての工法で組みました。
拡大部分
脚を真横から見たイメージ。赤松のフレームにノミで通し穴を掘り、杉の先端を凸字型に切り、はめ込みました。
かなり大変だけど、見栄えもちょっと強度もグッとあがります!
詳しい工法は別の機会で。
座面と脚をビスで固定。
あとは座面と天板を接合し、おなじみのダボ埋め。
これで後は塗装のみでもOKです。
でも華奢なベンチ。
ちょっとさりげない装飾を施しました。
ダボに太鼓鋲を打ち込み、座面のアクセントにしました。
BRIWAX ラスティックパインで塗装。
今回はBRIWAXのラスティックパインを使ってみました。
ジャコビアンより軽く黄色みがかったカラーで本物の古材のようなシャビ―な質感が得られます。
ラスティックは、「荒れた」「粗野」とかの意味があるようです。
結構こっちの色が好き!ぼくはおすすめです。
費用はトータル3000円くらい。(塗料代は抜き)
初期費用でこのくらい掛かってしまいますが、後からは木材費のみでつくっていけそうですね!
DIYってやはり楽しいですね。
だってアイディアと自分次第である程度は形にできるんですから。
今回もブログをご覧いただき、ありがとうございます!
では。じゃばら。