こんばんは。むく太郎です。
さささ、当ブログでもおなじみの電動工具・トリマー。
主に木材の面取や溝彫りに使うもので、インパクトドライバーや丸ノコなどの主役工具と比べて、それほどなじみがないものの、作品のクオリティーを格段に上げてくれる、ドラマで言えば名脇役的存在。
簡単にそういった効果を発揮してくれるから、なんとDIYの本場・USAでは国民的に愛されている工具なんだって!
他にルーターという工具(トリマーより大きいモーターを搭載&両手で操作など)もありますが、動作効果は似ているのでトリマーの話をメインにしていきます。
これがトリマーだ!
ぼくが使っているのはこれ。リョービのTR-40。
ホームセンターのワゴンセールにて置いてあったもの。
数ある機種の中でもシンプルな設計で扱いやすいとのことだったので、初心者のぼくは飾り面取がやりたいがために即決しました。
クリアのパーツがベースプレート、となりに置いてあるのがストレートガイド。
では、大まかな使い方の説明をしていきます!
まずはビットの装着の仕方!
トリマーはトリマービットと呼ばれる先端の刃物を使い分け、狙った造作を得ることができます。
基本である直線に特化したストレートビットを取り付けてみましょう。
ストレートビットを用意し、ナット部分を緩めて装着。
しっかりと差し込みスパナでグッと、締めましょう。
ビットで手を切ったりしないよう、慎重に作業。
切削量に応じて、ビットの深さを調節。
続いてベースプレートの調節ネジを緩め、切削の深さに合わせ刃を出します。
ベースプレートに直角スコヤを当て、必要な長さを測って合わせたらネジを締め固定。
本体自体にメモリもついていますが、ベースプレートと刃をしっかり測って調節するのがマスト。
何故かというとビットの取付位置でメモリも変わってしまうからね!
ストレートガイドを装着!
ビットを取り付けたら、お次はストレートガイドの装着。
本体横のネジを緩め、装着。
けっこうね、この部分が取り付けずらいんです・・・。
ガイド側のツマミを回して、木材の切削位置とビットが合うようにガイドを調節し固定。
トリマー作業は準備段階がとっても大事!
木材にガイドをあてがい、スイッチオン!
材料をしっかりクランプなどで固定して、スイッチオン!
この写真は、悪い例ですね。
なるべく刃の深さは2~4mmほどで作業する方が負荷が少なく、仕上がりもきれいになります。
深さが4mm以上のミゾを彫る場合は、少しづつ彫っては刃を出すを繰り返し。
あまりに刃を出し過ぎると、接地面が大きく、軸の回転でぶれることがありますのでね。
直線彫り!
適当な端材で直線を彫ってみました。
こんな感じ。
しっかりミゾができていますね!なかなか初心者だとうまくミゾが彫れないかもしれませんが、こういった端材で練習するのもいいと思います!
そして、トリマー。削り音が結構大きい。
使う時は、周囲に配慮して作業しましょう。すべてに言えることですが・・・。
予備知識として2×材などはとても作業しやすいです!が、スギなどの柔らかい木材はほんとに慎重に切削しないとすぐにブレてしまいます。
コロ付きビットに付け替え!
お次はビットを付け替えて、飾り面取を行ってみたいと思います。
コロ付きビットとは、写真のようにベアリングがついたビットのことでこのベアリングが材料にあたり、ガイドなしで作業できるというモノ。
写真はボーズ面ビットと呼ばれるもので、これがまたいい仕事するんです!
そもそもボーズ面とは何ぞや。
【ボーズ面】
厚みに対して、中心から丸く削り、横からみた切断面がカマボコの形になるよう加工します。
だそうです。要は丸みのあるフォルムに仕上げてくれるのです。
では、さっそく先ほどの端材の面取をしていきます。
かまぼこ感ある。
先ほどの端材の外周をグルッとトリミング。
たしかにかまぼこ感がでたような・・・。
横から見てみましょう。
なるほど!
こんな感じでラウンドフォルムをつくってくれます。
DIY作品にこの面取り仕上げを用いれば、作品の完成度も格段に上がりますね!
ぼくは結構この加工が好きでよく使っています。
机の天板、椅子の座面、小物の装飾にね。
この辺の過去記事でも「こんな風になる」というのが分かると思うので、ぜひご一読を!
流行りのアイアンDIY!?いいえ、使っているのは木材だけです!
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脇役でない、これはメインアクトだ。
(ベースプレートの内側に切り屑がたまるので、使用後はしっかり取り除きましょうね!)
以上、本当に簡単に使い方をご紹介しました!
冒頭にも書いていますが、全てのDIYにマストなのかと言われればそうでないかもしれません。
しかし、トリマーが作品のクオリティを左右するほどの影響力のある工具だという事は確か。
ぜひ、読んでくれた方はDIYに取り入れてみてくださいね!
では。じゃばら。