むく太郎です。
ネジ頭がなめてしまった!
もう、なんて日だ!
なんでこうなんだ!
これは困ったちゃんもいいとこです。
インパクトドライバーなどでガンガン作業していると、ごくまれにこういったことが起こります。
ほんとに外すのにかかる時間のダメージは大きい・・・。
今回は、このなめてしまったネジを木材から外すテクニックをご紹介!
※お椀のようになるまで溝をすり潰してしまったものは対処できないので、そうなる前に適切に対処しましょう!
そもそもなぜ、ネジ頭はつぶれるのか。
まぁ、この原因をしっかり把握することがトラブルを起こさない最善策。
そもそも、なんでネジ頭はグルグル削れてしまうのか。
主な理由は、ミゾのサイズに合っていないドライバーを使っている事。
これなんです。
溝にぴたりとはまる先端でないとかみ合わせが悪く、一番最初の写真のようなことになってしまうんですね。
インパクトのドライバービットに「PH2」とかって書いてありませんか?
おそらくほかに数字や「+1」などの標記で書いてあると思いますが、これはドライバーの規格を表しているのだそう。
詳しく引用を参照してみましょう。
プラスドライバーの規格は、1番、2番、3番とあります。ほとんどのネジは2番、電化製品に多いのが1番、ドアの蝶番などが大きいものが3番です。数字が大きくなるほど、十字が大きくなります。0番や00番といった規格は精密ドライバーといい、眼鏡のネジを締めるのによく使われます。日本では4番というのもあるそうですが、見たことはありません。日本では、+1、+2、+3や#1、#2、#3というように表記されます。だいたいセットで売っていますね。
ドイツでも同じですが、表記が異なります。プラスネジは、専門用語でフィリップスというので、PH1、PH2、PH3という表記になります。アメリカのフィリップス社が開発し特許を持っているようで、アメリカではフィリップスと言えばプラスネジのことだそうです。
なるほどなぁ。
ぼくのもっているやつは「PH」標記でした。
一番良いのは、締め付ける前にネジとドライバーを合わせてみること。
サイズに合ったものだと、しっかりはまって軽く振っても落ちない。
ただ、やっぱりDIY。
作業中に使っていた木ネジが無くなって、余っていた別のものを使ってみたら・・・。
二回目の登場。もう見たくないんです。
こういった面倒くさい木ネジのトラブルが起こっても、対処する方法を知っていれば無問題。
では、ちゃちゃっとやっちゃいます!
インパクトではなく、普通のドライバーに持ち替えます。
普通のプラスドライバーを使います。
できればメッキでなく、黒く焼き入れされた硬い先端のものを選びましょう。
ドライバーの先端をグッと差しこみ、しっかりはまっているかチェック。
なめたビスでも若干のフィット感を得られました。
次のステップです!
垂直に差し込み、押し回す。
しっかり先端がかみ合ったら、ドライバーの柄のお尻部分を両手で持ち、押しつけます。
この時、先端が斜めに向かないよう垂直を良く確認しながら作業しましょう。
垂直になっている事を確認したら、押す力7割、回す力3割でグッと回してみます。
(木材が小さいものならクランプなどで固定しましょう。)
やはり、なかなかの力作業。おやっ?
インパクトでは空回りしていたネジ頭。
ゆっくりですが、緩んできました!
片手でも回るようになってきたら、もうこっちのもん。
最後までじっくり回し続けます。
締める時も手順は同じです!
ただ、抜けるのであれば外してしまい、新しいネジを使用した方がいいでしょう。
抜けました!
いやぁ、よかったぁ。
アタマのなめたビスもこの通り、木材から取り外すことができました!
ちょっと力のいる作業だけど、頭の溝をつぶしてそのままにしてしまうより全然マシですよね。
一番は、冒頭の方で書いた「ネジに合うドライバー」で作業すること。
これを頭に入れて、またものづくりしていきます!
さて、残り6個。(なめたビスの付いた木材)
では。じゃばら。
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